論考 2021年 1-3月

 

 

 新型コロナ 冬の感染拡大は1月8日に止まり、その後は収束に向かっていた 2021-01-29

 

菅政権は新型コロナの対策によくやっている。冬に風邪が流行るのは毎年のこと。新型コロナも例外ではない。新規感染者をみると10月29日から800人になり、増加をはじめた。11月に2500人、12月末に4000人とあがり、1月に入ると急激に増え、1月8日に7882人とピークとなった。以降は緩やかに減少して、1月28日は約4200人と下がった。ピークの1月7日に政府は関東の3都県の要請を受け、緊急事態宣言を発出すると、2日後に効果が出て、1月9日減少に転じた。菅政権は仕事をした。

 治療中の人数は1月18日に71129人がピークで、その後しだいにさがり、1月28日は53532人と減り、収束に向かう。しかし、重傷者数は1月18日に1014人になりその日から横ばいで、1月28日になっても下がらない。1日の死者数は1月28日に113人といまだ増える。医療機関は奮闘がつづく。

(特設サイト 新型コロナウィルス NHK )

 冬に状況が悪化することは予想されていた。そして、緊急事態宣言の2日後の1月8日から市中感染は減った。これからはこのまま新型コロナの流行を終わらせる。それが日本人の願いだ。感染の拡大に怯えるのは、1月9日に終わった。日本人は冬の感染拡大の抑え込みに成功した。あとは、流行の終息のために頑張ろう。

 状況はそんなところだ。もう新型コロナの感染の拡大に怯えなくてよい。飲食業界は今後を見据えて、店の再開の予定を立てなくはいけない。冬は終わり、春が近づく。

いまだ日本人の多くは感染拡大中と思っている - フェイク 1

 昨日、1月28日のニュース23に市民がインタビューで「感染の拡大」を怯えるようなことを話した。市民はいまだに感染が拡大すると思いこむ。これはひどい。これはメディアの怠慢だ。事実は1月9日から感染拡大が止まった。もう20日の前のことだ。そんなことも国民は知らなかった。メディアがその事実を報道しなかった。だから、国民はいまだに現状を誤認する。

 世情を正確に伝えるのがメディアの努めだ。菅政権の対策は効果が出ているが、出なかったことにして、菅政権の信頼性を落したい。そのため、感染の拡大は止まったことを明確に示さなかった。つまり、隠して、国民を騙していた。国民は今後、ますますそれは激しくなると怯えた。メディアは不安を煽り、いたいけな女性を怖がらせた。メディアは政争のために市民に真実を隠した。市民は政争の犠牲になった。

 最近、新規感染者のグラフをテレビで目にすることがなくなった。昨年は、うるさいほどに新規感染者は何人と連日報道した。が、今年は協定を結んだかのようにめっきり見なくなった。きっと自主規制なのだろう。その結果、新型コロナの感染者数が減少に転じたという大事なことを国民は理解しなくなっていた。ここに意図的なものを感じるのは私だけではないだろう。

医療崩壊を煽るメディア - フェイク 2

 現状は、病院の病床が足りないという。が、感染者用の病棟は国公立の病院に置かれ、私立(民間)は手をつけてない。私立の病院は国公立の8-10倍はあるという。国公立の病床は逼迫する。私立はフランティアのまま残される。こういうことから、日本の医療としてみると余力は多分にある。医療崩壊は考えられない。

 メディアが医療崩壊という。が、それは公立病院のみの話だ。日本の病院全体がそんな窮地に陥ってない。公立の何倍もの私立病院が対岸から火事を眺める。途方もない数の病院はゆったりと通常業務をする。日本の医療は崩壊から程遠い。

 志のある民間病院はコロナの患者の受け入れをした。こういう篤志家が求められるところだ。

おわりに

 コロナ感染症法で入院拒否者に罰金を課すことになった。その方向で法案が成立する見通しだ。私が気になるのは入院した時に大地震が起きて、避難のため病院から出ると罰金をとられるか。その点だ。このあたり柔軟な対応ができるようにしてほしい。

 以上

 

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