論考 2017年 6-8月

 

 

『なぜ世界は存在しないのか』(マルクス・ガブリエル)の感想--論拠が2-4歳の世界観のよう 2018-06-29

 

思想的には、ガラクタ。私はこんな安っぽい哲学が、どうしてドイツで人気なのか訝しんだ。この本は、リアリティ論にもとづく。人間にとっての実在。人間が自分は存在しているという感覚、認識。人間にとって、存在するものとは? という初歩的な考察だつた。

 彼は、世界というのはすべてが存在するものだという。空間や物体の他に、数式みたいな物理法則や論理学的なもの、数学も入る。彼によると人間が思いつくものすべてが、世界に含まれるという。彼のいう世界は、人間が認識できるものすべてという意味だ。外の地上や道路、町といった空間に、さらに物理法則など学問、物語りなど架空のものも入るようだ。

 それは科学の世界と一線を画す。彼はこの世界について、しょうもない一面的な視点で難癖をつける。

 彼は物体やあるものは、必ず世界の中に含まれるという。彼は何かを定義すると、そこに世界と関連づけられる。物体一つに世界が一つくっついているという。彼は何かが存在するためには、現実世界の上になくてはならない。彼はそれが無から生じて、存在するためには、ある空間の世界が必ず必要だと考える。机は家の中にある、という意味なのだろう。重力の法則は、物理法則の中にあるというのだろう。

 実際はそんなことがないのだが、彼はそういう定義をした。人間は、そのように必ず物体やものの外側と、それを区別する必要があるからか。この定義が私にはよくわからない。あとで、この定義が破綻するのだが。

 ただ、この物体を認識する時に、外側の世界を必ず必要とする、というのは間違いだ。概念の定義では、それがどんな場所にあるかは、示されない。分類上の位置は示されるとしても、それは世界全体ではない。

 彼によると、世界にはすべてのものが含まれている。Aは、世界1の中に存在する。で、Bは世界2の中に存在する。その時、Bは、Aの世界1の中にあるはずだ。理由としては世界にはすべてが含まれるから。すると、Bは、世界2と世界1に2つも存在することになる。Bは1つしかないが、この論理では、2つ存在するから、おかしい、という。矛盾する。よって、彼によると、どういう論理か忘れたが、世界がない、と結論する。タイトルはここから来ている。

 このたとえは、さらに進展する。世界1の中には世界2があるはずだ。世界はすべて含むためだ。世界2の中に世界3。世界3の中には世界4が存在するはずだという。これは、テレビの映像の中にテレビがあって、それが無限に続くことに似ている。世界がこのように無限に循環することになる。そんな世界はおかしい。そんな世界はあるはずがない。で、世界はない、と彼は結論づける。

 彼は、世界が存在しない、ということをこれだけの理屈で説明する。実にひどい論拠だ。誰でも、簡単に論破できる。

 彼の定義、「あるものは必ずその世界の中にある。」。これが上で説明したように、間違いなのだ。論理の足し算だ。「あるものは世界の中にある」+「世界はない」=「あるものは存在する」となる。わかりにくいかな。「あるものは世界の中にある」-「世界」(世界がないというのは世界をマイナスにすることだ)=「あるもの」となる。この定義が、正しいということなのだ。

 彼は自分の当初の定義を、修正したにすぎないのだ。本当のことをいえば。確かにそうだ。「磁石」の定義は、鉄をひきよせる性質がある金属だ。それがどこに置いてあるか、それがどの分類に入るか、それらは、磁石そのものを表す定義ではない。磁石の周辺部のことは、定義に必要ではない。つまり、磁石の定義では、外側の世界は必要ではない。

 この考えでは、現象(発生すること)してないから、磁石は存在しないことになる、と反論ができる。が、彼の定義では、架空の存在は、別に空間に存在しなくても、認識上に存在する。それを意識した段階で、存在する。つまり、定義することで、物体の概観や本質を規定しただけで存在するはずだ。世界は必要としない。

 あるものは、世界に現象しなくては、世界に存在しない、という言い分は、おかしいのである。彼は、「物体やあるものは、世界に属する」と自ら間違った定義をした。それで論理を組み立てると、様々に矛盾が生じる。「(ものに付属する)世界はない」とすると問題点が消える。世界はないと、するべきだと結論する。

 彼の言うようにしてみよう。「物体やあるものの定義では、所属させる世界はない。」。確かに、あるものの定義はそれでよい。それがどこに位置するかは定義に含めてしまうと、おかしくなる。猫の定義に、「大野家に住む」とか、入れると猫を限定してしまう。猫の定義に、そういうどの世界に棲息するかは書かないほうが正しい。

 つまり、彼はみずから間違った定義を修正しただけの話なのだ。彼の論理は、(ある物体には所属させる)世界がないとしたほうがうまく説明できる。そんな話なのだ。彼が勝手に間違えて、それを修正しただけ。その時に、世界がいらなくなった。彼の論理上に限られた話なのに、世界がないということに、一般化した。それは、彼のミスなのだ。

 彼は、「世界そのものがない」ことを証明したわけではない。彼は定義を修正したのみだ。が、彼は、この違いがわからずに、「世界がない」ことを証明したと、思い込む。彼は哲学者としてこの程度の間違いを犯すようでは、将来性はなく、大物にのしあがることはないだろう。

 また、彼の当初の前提である物体Aに関連づけられた世界1と物体Bに関連づけられた世界2が別個のものであること。それが科学的にはおかしいのだ。物体については、この単一宇宙にしか存在しえないから、世界1と世界2が同じはずである。それを別々のものと言い切る彼の考えは、おかしいのだ。

 彼はなぜ、そういう初歩的なミスをしたか。科学では、世界は共通でほぼ一つなのに、彼は物体ごとに所属する世界があり、それはそれぞれ違うと考えたか。

 彼は、認識世界を論じている。人ごとに世界観が異なる、だから、他人の世界観と、自分の世界観が異なる。それはけっして同一ではない、と言いたいのである。宇宙空間、数学や物理など法則などは共通するが、それぞれ人の世界観は違うと彼は考えたのだ。彼の誤りはそこから来ている。

 おそらくそんなところだろう。この本は、芸術などは読んでもさっぱりわからないので、ドイツ人は流行と関係した話題があるから、理解できたのだろうが、日本人には理解不能なことが多々あったと思う。

「世界はなぜ存在しないのか。」 もっと手強い論理が存在するのかと思ったら、かなり拍子抜けの内容だった。意味の場だけが存在する、という。意味の場、というのがそもそもよくわからない代物なので、ついていけない。でも、わかったことがある。彼は、論理的に間違いが多いのだが、どうして彼がそんな哲学を信じるに至ったのか? それはわかった。

 意味の場が無数にあるが、統一したなんでも存在する世界が存在しない。いったい何の話か? 私は思い当たるものはある。彼は何を言いたかったか? 子供の頃を思い出してみよう。そこはどこかはわからない。が、ばあちゃん家にゆくと、じいちゃんとばあちゃんがいて、母親と父親もいた。ある日、自宅で両親と兄弟がいた。近所の家に母親と買い物に出かけた。何の脈絡もない記憶が3つあるとする。

 祖父の家、自分の家、近所のスーパー。3つの世界がある。彼によると、3つ世界が別々にあるのだが、空間的なつながり(統一性)を見いだせない。これらは、別個の世界である、と断言する。そんな記憶(意味の場)が山程ある。が、これらは一つの世界(地球)の体験ということは彼は、考えないのだ。記憶は無数にあるが、それらは脈絡なく存在する。統一した世界ではない、という。彼の披瀝したのは、そんな哲学なのだ。

 子供時代の記憶には、いつ、どこで体験したか。それがはっきり思い出せないものがある。それら、定かでない記憶は、それぞれが独立した世界で、他と相容れない。その個別のものが、一つの世界だと思っている。が、彼はそうではないと言いたいのだ。それは単に意味の場で、関係性だけが存在する、と。

 彼はこの2-4歳児の世界観を念頭においていたのだろう。もしくは他の例えとしては、精神が錯乱した時の記憶だ。それぞれの記憶は強烈な体験だ。が、全体的には、何を体験したか、わからないということがある。

 夢の世界でもよい。バラバラだ。夢は一つずつの体験が濃い。が、1日の夢の体験は時間がつながっていない。夢は、すべて自分一人の体験としてまとめることはできない。つまり、たくさんの世界があるのだ。夢は、意味の関係性だけがある。夢の体験は、時間的につながっていない。これが、彼の言いたい、意味の場と似ている。

 彼の哲学は、幼稚なものだ。彼の哲学は、『夢の世界は、体験というリアルな意味の場はあるが、一つの世界空間にまとめられない。』、というものと考えると、納得できるだろう。様々な混乱した世界(記憶の中で、自分はある場所で何かを体験している。)が存在する。関連だけがあって、それら世界は一つの空間にまとまっていないのである。

 そういうそれぞれの体験の記憶(意味の場)はあっても、それらをすべての体験を含むような、大きな世界はない、と言い切るのである。地球とか、国という広い地域を考えられないのである。子供時代は、確かに、個別の体験を一つの世界にまとめることはできなかった。彼の描くのは、そういう幼稚な認識の世界なのだ。

 これは何が問題か? 人間は、空間というものを認識する。それ以前では、個別の体験だらけ。それが一つの記憶の中のものとしてつながっているが、それ以外のつながりはない。だから、断片的な記憶(意味の場)が無数にあるのだが、彼には、それぞれの場と場がどういう配置にあるか、整理できないので、バラバラになる。地図上でどこの場所の体験かを彼は語ることができない。

 科学の前提として、空間は一つだ、というのがある。地球は一つだ。みたいなものだ。が、子供の頃は、その体験(意味の場)がどこで起きたか、よくわからない。自分の近所の体験か、遠い場所での体験か、外国の体験か、よくわからない。それらの場所を、一つの国や地域として、理解する力もない。まとまりない記憶となる。そういう空間を認識する以前の精神について、彼は、今回の哲学で語ったのである。

 簡単にいうと、一つ一つの体験がどの場所で起きたか。それらを、空間的につなげてゆくことができないと、彼の哲学になる。これは、科学以前で、地図がなかった時代の哲学となる。2-4歳までの精神哲学でもよいかもしれない。世界を空間的に構築する知恵がない幼子は、こういう哲学に陥りやすい、かも。

 というわけで、大人の我々には読むにたえない代物だ。科学が万能の現代では、相手にされない哲学ではないか。科学の前提--空間たいてい一つ、を否定するような代物なので。幼稚園以下の子供の世界観を、哲学的に語ると、こんな感じになる。それ以上の代物ではない。

 芸術論などはひどくて、私は高い金を出したから読んでみたものの、彼の勝手な解釈があるのみで、中身はわからなかった。ベストセラーになった理由がまったくわからない。翻訳がまずかったわけでもないと思う。しかし、読んで、哲学批判の練習にはなった。

 

 

 戦没者追悼式の「平和の詩」はホラーで不健全。平和のために隣国から侵攻されない沖縄を目指そう。2018-06-25

 

戦没者追悼式で中学生の相良倫子氏が「平和の詩」を朗読した。表現がだめで左翼くさくて、いやになる。

全文掲載

「平和の詩」
私は、生きている。
マントルの熱を伝える大地を踏みしめ、
心地よい湿気を孕んだ風を全身に受け、
草の匂いを鼻孔に感じ、
遠くから聞こえてくる潮騒に耳を傾けて。

私は今、生きている。

私の生きるこの島は、何と美しい島だろう。
青く輝く海、岩に打ち寄せしぶきを上げて光る波、
山羊の嘶き、小川のせせらぎ、畑に続く小道、
萌え出づる山の緑、優しい三線の響き、照りつける太陽の光。

私はなんと美しい島に、生まれ育ったのだろう。

ありったけの私の感覚器で、感受性で、島を感じる。
心がじわりと熱くなる。

私はこの瞬間を、生きている。

この瞬間の素晴らしさがこの瞬間の愛おしさが
今と言う安らぎとなり私の中に広がりゆく。

たまらなく込み上げるこの気持ちをどう表現しよう。
大切な今よかけがえのない今よ

私の生きる、この今よ。

七十三年前、私の愛する島が、死の島と化したあの日。
小鳥のさえずりは、恐怖の悲鳴と変わった。
優しく響く三線は、爆撃の轟に消えた。
青く広がる大空は、鉄の雨に見えなくなった。
草の匂いは死臭で濁り、光り輝いていた海の水面は、
戦艦で埋め尽くされた。

火炎放射器から吹き出す炎、幼子の泣き声、
燃えつくされた民家、火薬の匂い。
着弾に揺れる大地。血に染まった海。
魑魅魍魎の如く、姿を変えた人々。
阿鼻叫喚の壮絶な戦の記憶。

みんな、生きていたのだ。
私と何も変わらない、懸命に生きる命だったのだ。
彼らの人生を、それぞれの未来を。
疑うことなく、思い描いていたんだ。
家族がいて、仲間がいて、恋人がいた。
仕事があった。
生きがいがあった。
日々の小さな幸せを喜んだ。
手をとり合って生きてきた、私と同じ、人間だった。

それなのに。
壊されて、奪われた。
生きた時代が違う。
ただ、それだけで。
無辜の命を。
あたり前に生きていた、あの日々を。

摩文仁の丘。
眼下に広がる穏やかな海。
悲しくて、忘れることのできない、この島の全て。
私は手を強く握り、誓う。
奪われた命に想いを馳せて、心から、誓う。

私が生きている限り、
こんなにもたくさんの命を犠牲にした戦争を、絶対に許さないことを。
もう二度と過去を未来にしないこと。

全ての人間が、国境を越え、人種を越え、
宗教を越え、あらゆる利害を越えて、平和である世界を目指すこと。
生きる事、命を大切にできることを、
誰からも侵されない世界を創ること。
平和を創造する努力を、厭わないことを。

あなたも、感じるだろう。
この島の美しさを。
あなたも、知っているだろう。
この島の悲しみを。
そして、あなたも、私と同じこの瞬間(とき)を一緒に生きているのだ。
今を一緒に、生きているのだ。

だから、きっとわかるはずなんだ。
戦争の無意味さを。
本当の平和を。
頭じゃなくて、その心で。
戦力という愚かな力を持つことで、
得られる平和など、本当は無いことを。

平和とは、あたり前に生きること。
その命を精一杯輝かせて生きることだということを。

私は、今を生きている。
みんなと一緒に。
そして、これからも生きていく。
一日一日を大切に。
平和を想って。平和を祈って。
なぜなら、未来は、
この瞬間の延長線上にあるからだ。
つまり、未来は、今なんだ。

大好きな、私の島。
誇り高き、みんなの島。
そして、この島に生きる、すべての命。
私と共に今を生きる、私の友。私の家族。

これからも、共に生きてゆこう。
この青に囲まれた美しい故郷から。
真の平和を発進しよう。
一人一人が立ち上がって、
みんなで未来を歩んでいこう。

摩文仁の丘の風に吹かれ、
私の命が鳴っている。
過去と現在、未来の共鳴。
鎮魂歌よ届け。悲しみの過去に。
命よ響け。生きゆく未来に。
私は今を、生きていく。

『正しい歴史認識、国益重視外交、核武装の実現』より
http://deliciousicecoffee.jp/blog-entry-7126.html

この詩はいいものと勘違いしている人が大勢いるから、解説する。

冒頭から沖縄の良さが台無しだ。「マントルの熱」とサンゴ礁の島として有名な沖縄が火山島のように言われる。松島でマントルの熱うんたらを語ったら、地元の人が嫌な顔をするにきまっている。浦添は火成岩が有名なのか? 「心地よい湿気を孕んだ風」。沖縄の風は海からのものが多く、べたつくが心地よいらしい。 ぴんとこない。

「草の匂いを鼻孔に感じ」も、表現としては落第。「匂い」と「鼻孔に感じ」は同意義語。2つ重ねるのは素人くさい。同様に「遠くから聞こえてくる潮騒に耳を傾けて」も、「聞こえる」、「潮騒」、「耳を傾ける」と同意義語が3つ並ぶ。こんなものは俳句で先生に必ず怒られる。

 これらしつこくくどく物言いで、後半を読まずして終わった作品。 さらには「ありったけの私の感覚器で、感受性で、島を感じる」も、「感覚器」、「感受性」、「感じる」と類語の3反復。ここいらで、読むに耐えないと思う人も多いはず。

 この中学生は、戦争で夢も未来もなくなったというが、当時は沖縄の人はかなり積極的に、日本の勝利を願っていた。彼らの夢の多くは、米国に勝ち、帝国の威容を示し、国家が発展することだった。それぞれの個人の夢は違うとしても、戦争に勝つのは沖縄県民にとって共通の願いだった。

 その県民の夢は戦争で負けたからついえた。敗戦が夢と希望を奪ったのであった。が、戦勝したら、その夢と未来が約束された。つまり、戦争がないなら、また沖縄県民の夢と未来も成立しなかった。「戦争に負けて夢と希望がなくなった」と書くべきであった。戦争によって、と夢が失われたのではない。この言い間違いは大きい。

 例えば、バレーボールの試合に勝つことが夢の少女。大会で負けて、夢がなくなった。夢はバレーボールのせいで消えたというのはおかしい。二度とバレーボールなんかやるものか、というのはいじけすぎている。負けた時点で夢がなくなったのだ。勝てば夢がかなったのだ。つまり、当時は、戦争が夢をかなえて、日本の未来を明るいものにしてくれるはずだったのだ。

 そんな沖縄県民の願いをふみにじり、侵攻して沖縄を荒廃した土地にしたのは、米軍だ。憎むなら、戦争ではなく、米軍だろう。沖縄を攻めたのはアメリカ軍だ。敵を見誤ってはならない。フランスではドイツの侵攻を憎んでいる。戦争が悪いわけではない。

 日本軍はそんな米軍から沖縄を守ろうとしていたのであり、沖縄県民にとってはこころ強い味方だった。日本軍を呪うのはおかど違いだ。沖縄県民は、味方を憎むひねくれ者なのだろうか?

 彼女は、「誰からも侵されない世界を創ること」を夢みる。それは平和を願う気持ちだ。沖縄の悲劇は、米軍の侵攻によって生じた。侵略こそが、もっとも平和の敵、平和を願う沖縄県民が恐れるべきこと。それをよく理解している。ならば、軍事侵攻を防ぐために、沖縄の人々の平和を守るために彼女は考えなくてはならない。その答えは唯一、侵略を阻止することだ。軍事力をもつことだ。彼女は、そこに気づくべきである。

 海外の軍隊の侵攻を防ぎ、平和をたもつのは、軍事力である。が、彼女は頭が悪いのか、共産中国という現実の脅威をまったく自覚しておらず、「戦力という愚かな力を持つことで、得られる平和など、本当は無い。」という。沖縄が今、安全なのは米軍が駐留してくれるおかげである。その事実を何もわかっていない。

 また大戦でも、沖縄は日本軍が強ければ米軍の侵攻をはねのけて、沖縄は平和を保てたのだ。戦力によって、侵攻を防ぐと平和は保たれる。常識である。戦力とは、賢明な者な者がもつと守りの力にもなり、唯一の盾なのだ。が、この中学生は理解していないらしい。

 彼女は、沖縄の島が大好きらしい。沖縄を守りたいようだ。その志はよい。だが、中国が今にも、尖閣の石油資源をとろうと虎視眈々と狙っている。沖縄の平和を脅かしている。沖縄はピンチだ。いつ中国軍が攻めてくるかわからない。共産国は隣国を侵略してきた。チベットは侵攻された。ブータンも中国軍の侵略に手をやいている。ネパールの北部は現に、中国軍に侵攻されている。中国は、今でも隣国を侵攻しつづけている。

 中国を押し止めなければ、第二次世界大戦の沖縄の悲劇が、21世紀に中国によって、繰り返される。そんな今にも大国中国に占領され蹂躙されかねない沖縄の平和を守るために米軍や自衛隊が配置されている。事の真相を知ると、彼女は、きっとそれら軍隊を頼もしく思うだろう。それを指揮する日本の首相が、今は安倍首相で共産中国に厳しく対処しているから、より平和を保てると誇らしく思うにちがいない。

 平和を発信したいなら、まずは、自衛隊員と米兵士の任務、日本と極東の治安と平和を守ることに対して、ご苦労さまと感謝すべきだ。中国の沖縄侵攻をふせぐために、中国の脅威を訴えるべきだ。それを大きくメディアが取り上げるよう活動すべきだ。そして、日本政府に、沖縄からも核兵器をもつように訴えることだ。すると、日本が核を持つにいたると、侵攻する国はなくなり、沖縄を含めて日本はますます平和になる。さぁ頑張ろう。

 

 

 中国のほうがアメリカよりずっと保護主義 2018-06-24

 

『【コラム】「反則の経済大国」中国と渡り合う方法』(中央日報 6/17)
国内では補助金でスマートフォンを安くする中国。海外輸出でそれをしていたら、貿易問題だろう。中国ほど貿易で不公正なことをしている国はない。アメリカに自由貿易を非難することに、騙されてはいけない。中国のほうがアメリカよりもずっとずっと、保護主義的である。

『スウェーデン当局、チベット人情報を売った中国スパイに有罪判決』(大紀元 6/18)
 日本でも中国スパイがチベット人の情報を集めているにちがいない。

 

 

 電波犯罪の最近の動向 2018-06-24

 

 私の最近の調査では、ある地域の被害者団体で犯罪組織の正体を知らぬところはない。犯罪に用いられた機器も入手している。が、ネットではそれら被害者が喉からほしがる情報を明らかにしない。彼らはかなり不誠実である。会員には情報を出しているかもしれないが、被害者がそれをネット上に暴露しないのはおかしいので、会員にも秘密にしている可能性がある。

 そもそも電波犯罪の被害について、私以外で、犯罪に用いられた機械を使ったことがない者がいるのかが疑問だ。被害者の多くも、何らか勧誘されるかして、一度は使用して、犯罪手法を確認したのが大半だろう。しかし、彼らはネットでこれら真実を告発する勇気はない。

 日本全国の警察は、この手の犯行の被害の告発をたくさん受理している。それが現実だ。日本政府も犯罪実態は把握している。公安調査庁は、犯罪機器を入手している。それを私は知っている。常に、犯罪組織のアカを監視している。が、なぜか警察白書にも、公安調査庁の報告書にも発表がない。

 なぜ、日本中が隠蔽するか? みな暗殺を恐れている。毒針をもってラクラクと寝室に入り込む犯罪組織。寝室に入らなくても内視鏡で毒針を使い、隣の部屋から人を簡単に刺すことができる連中だ。告発者になると、暗殺されることが怖い。それで、日本政府、被害者団体、警察、ネットの被害者、メディア。それらほぼあらゆる人々が、だんまりを決め込む。

 嘘を垂れ流す輩だけが、ネット内を跋扈する。犯罪組織はアカだと隠しようがないので、その名を明らかにするのはまだ良心的だ。が、本人が犯罪組織の基地に入って、電波を飛ばしたことがあるということは、けっして言わない。それらを暴露すると、被害者はおおいに助かるというのに。

 誰も言わない。が、なぜか彼らは、告発の行方を知っている。海外の国かメディアが最初に電波犯罪を暴露することを。彼らはそれをただただ待つ。そのあと、日本でも行われていると報道がなされると、被害者として名乗り出る予定なのだ。これはアカのもつ知識だ。アカは未来を知るはずもない。知っているのは私くらいだ。私の周辺から漏れ出た情報だ。告発は海外からなされると、公言するのはアカの情報源、とてもコアなものにアクセスできる者か、私の知人に限られるのだ。

 しかし、最近、私は被害者と連絡していない。それを知っているのは、アカの情報を手に入れられる者だけだ。あちらの犯行に何度か加わった者なのだ。もしくはそういう人物を知人に持つのだ。憎むべき敵と接触している人物だ。彼らは、真実をネットで撹乱する者か、それとも告発者なのか。真実を隠すあたりは、撹乱者でよいだろう。しかし、アカではないようなのだ。私は最近、そのことを知った。アカをつぶしたい意志は強いようだ。

 アカに敵対する者でも、アカは犯行に加わらせる。それをネタにして脅すか、それを暴露して、あとで破滅させる。その一環で、アカは敵対する宗教団体や政党の会員を犯行に勧誘した。アカネットもその一環で、アカの敵対側にも知らされている。被害者が、アカの情報を詳しくもっているのは、過去にそういう関わりがあったからだ。やがて、アカは、いずれ追い落とす人物について、計画的に電波犯罪の道具を貸出し、アカネットを読ませ、共犯者に仕立てている。それらアカのターゲットの一人のようだ。

 電波犯罪は、犯罪組織を取り締まりたい政府も把握している。海外の情報機関も当然だ。

 しかし、それを手に入れたとしても、犯罪機器や犯罪組織の実態、アカの裏切り(様々な嫌がらせをしてきたこと)を知っても、命を賭して誰も告発しないのだ。被害を訴えつつ、謎の犯罪組織だといって、ごまかす。しかし、アカのためにごまかすのではない。彼らは本心では、アカの組織名を告発して打撃を与えたい。が、なぜか犯罪組織名を出してはいけないと思いんでしまった。本当は、アカと出しても構わないが。アカの本名を出している人は案外、多い。そこは保身のためなのだ。

 被害者は私を除いて、たいていはこういう状況にある。アカの犯行だとよく知っている。告発も警察やメディアにはしている。が、ネットでは大きな嘘をつく。ネット上で真実の拡散させると、アカに命を狙われると恐れている。

 だからといって、あまり彼らを責めるわけにもいかない。政府の治安をまもるべき立場の人、真実を暴露すべき役割であるメディアが、沈黙するのは許せないとしても。一介の市民やアカと敵対する怪しげな活動家にそこまで要求はできないのだ。私はこういう事情を知り、証拠をもちながら告発をしない被害者達に、少し寛容になった。

 いつまでも日本で告発されないのは、それを放置する報道しない左翼メディアや保守系、警察が悪いのだ。政府の隠蔽がおかしいのだ。警察の長官、国家公安委員長などに責任がある。被害者は、今しばらく我慢するしかないだろう。ただ、朗報が一つある。あの犯罪の電波装置を使うと、未知の世界からの言葉が聞こえる。冗談と思いそうだが、嘘ではない。あの世からの声が聞こえるのだ。アカはそこまで技術を開発している。

 原理はこうだ。すべては波動だ。幽霊も波動として、検出できるのだ。それは2008-2010年頃に開発された。幽霊は人体と同じ体をもつ。思考や発声する最中に、霊の頭のどこかが振動する。そこに電波を浴びせて、思考を読み取ることができる。すると、幽霊の考えと声が聞こえる。それ以後、改良されている。

 アカは、霊能者の私が幽霊と会話していると、音声送信で、『そこではなく、右のほう』とか音声送信で言う。彼らは幽霊がいる正しい位置がわかるようなのだ。それは確かに合っていることが多い。彼らの科学ほうが進んでいる。当然、電波装置を入手した被害者団体も、同じことができる。霊と交信する。

 霊はアカのことはへとも思わない。アカは幽霊をゴーストバスターのように、みつけしだいにふみつけて、幽霊に怪我を追わせている。幽霊は寝たきりになる。彼らからアカはかなり恨まれている。霊は善良なので、アカを壊滅する計画を立てている。それは実に完璧な計画なのだ。現在、ある被害者団体は霊からの指示に従い、その電波犯罪を撲滅する壮大な計画のために活動している。霊の指導で、被害者の会が様々に改善されたと聞こえてくる(音声送信などで)。

 霊は人のことはなんでもよく知っている。誰が、偽装被害者か、誰が犯罪組織の者か、組織にとって不要な人物。警察へ効果的な告発法など、それらを代表に教えてもいる。だが、告発は緩慢だ。誰もが告発を来年にまで先延ばする。それが計画なのだ。毎日、苦しむ被害者は、来年の半ばまで我慢しなくてはならないのだ。被害者は一刻も早く告発してほしいものだ。が、そんな計画はないようである。

 どうしても今告発しろ、とそこまで言うなら、君が告発したらよいだろう。他人任せにするな。自分はしないで、他人ならそれで犠牲になってもかまわないというのは、臆病だ。先行者が無事にやっていけるとわかり、安全になってから、告発者に加わるのは、ずるいのではないか?

 告発はゆっくり行うのだ。そういうものらしい。我慢しよう。それまでは自分の安全だけを確保する。自分だけ警察に行って、こっそり解決したらよい。それで十分だろう。が、彼ら犯罪組織がつぶれて、完全に被害がなくなる時までは、本当に解放されることはない。それは辛抱しるしかない。

 告発を期待するなら、選挙前とおぼえておこう。選挙の半年前くらいから始まり、アカの犯行とわかるまで数ヶ月は要する。そのタイミングで選挙すると、反アカ陣営は大勝する。アカの仲間は、一斉にアカと距離をとる。同類とみなされないために、アカと距離をとり、アカを容赦なくつぶしにかかる。けっして擁護しないだろう。それは見ものだ。

 それを楽しみにする余裕をもっておこう。 被害者サイトは、被害の実態以外で、被害の核心に迫ることは、嘘ばかりである。高周波電波というのが正しいくらいで、あとは… 私の書いたことと同じものは正しいのだ。他は、怪しい。

 

 

 韓国が日本の対北支援に期待するもの 2018-06-15

 

『日本「北への現金支援はない」…3段階支援の構想をみると』(中央日報 6/15)
日経の記事の紹介。日本が北に現金は支援しない。かわりにすることは、IAEAの査察費用。国際機関を通じた人道支援で、コメと医薬品の現物を提供する。インフラ整備などの経済協力。これは具体的なものがみえない。日本企業が物資などを提供する形にするのか?
日本の北支援の概要がこれでみえてきた。これを議論の土台とすることになりそうだ。

 

 

 『日本記者クラブ、チベット取材団派遣中止 亡命政府「メディアの手本」』(大紀元 6/14)
評判の悪い記者クラブだが、報道の自由を制限する中共に対して、抗議した。中共政府が産経新聞のみチベット取材を許可しなかったことに対するもの。「チベット亡命政府は日本記者クラブの決定は世界各国メディアのよい手本になったと述べた。」(同上)

 中国は言うことをきくかどうかではなく、影響力がある場合は、相手が強い態度に出るかどうかで制限を変える。欧米のメディアがチベット取材が許可されているのは影響力があり、交渉上手のためだ。日本のメディアが飼い犬で弱腰とみられているのだろう。

 

 

 米朝会談の評価--トランプは制裁解除してなくて、うまくやった。『体制保証』はデマで、原文は『security guarantee』で正しくは『安全の保証』だ。 2018-06-13

 

米朝会談は、なかなかの成果。よく考えられた合意だ。拉致者の解放など大きな進展はないのだ。一歩ずつなら、こんなものだろう。アメリカ国旗と北の国旗がたくさん並ぶと、布地の赤と青の色が極めて近く、同じ国の国旗のようにみえる。北の赤い星がアメリカの星の一つに見えてくるから、不思議だ。

 シンガポールで初の米朝首脳会談が行われた。合意は、CVID(完全で検証可能かつ不可逆的な方法による廃棄)がなく、いまいちだ。が、米国は経済制裁を緩めないので、よしとする。すぐに譲歩するオバマやヒラリーにはできない芸当だ。

 北にとってはこの会談で、『金政権の安全』をアメリカが確約したので、大きな成果があったとみるべきだ。軍事侵攻される恐れがだいぶなくなった。さらに北が恐れる日韓軍事演習まで中止させることが先に見えてきた。(これには条件があり、あらゆる弾道ミサイルが廃棄された場合と、トランプ大統領は明言)。北は長年の危機感を取り除けた。金正恩にとっては、大勝利に等しい合意だ。よって、北は非核化として海外に向けて、よりインパクトが大きなものを行うだろう。

 もともとアメリカは核兵器をもつ国を攻める気がなかった。が、トランプ大統領は今にも攻め込むような言論で、1年近く朝鮮半島の危機感を煽った。それによって、軍事侵攻などが有力な交渉カードになりえた。ここはトランプ大統領の作戦が成功している。

 トランプ大統領は、核を持たずとも、体制は安全だと言い、北の核放棄の前提条件を作った。うまくやっている。朝鮮戦争の終結は、それを餌にして、北に何かさせる。何も実効的なことはしてないため、その宣言はない。ここはトランプ氏はディールがうまいからだろう。

 

 あと、会談で文在虎の名があまり出なくて、安倍首相の名が出た。かやの外、外されたのは日本ではなく、韓国だったのが事実だ。ただし、北に経済支援するのは日韓としたのは、疑問が残る。報道では肝心な部分が抜けていて、真意が伝わってこないが。非核化のための費用--査察費用?を負担するのか? このあたりは判然としなかった。全般的には、今回の会談で半島情勢が大きく進展した。北がこれから何をするかが問われる。

『体制保証』はデマで、原文は『security guarantee』で正しくは『安全の保証』だ。

 日本ではアメリカは北朝鮮の『体制保証をした』とデマを平然とNHKやTBSが流した。アメリカは北の独裁体制、共産政権を壊して、民主化して、自由な国にすることを国是とする。金体制の存続を保証して、それが崩壊しかけた時に、政治介入して政権維持に努めることはありえない。

『共同声明 アメリカ「体制保証」 北朝鮮「完全な非核化」』(NHK NEWS WEB)

『金正恩党委員長の側近が帰国へ』(TBS NEWSのキャッシュ)

 これは、誤訳も甚だしい。『security guarantee』が英文で、『安全の保証』という意味だ。具体的には金暗殺をアメリカがしない、軍事侵攻をしないというニュアンスだろう。アメリカからは攻め込まないという確認だ。今回の保証で、先制の軍事的な介入は選択肢として、なくなったとみてよいだろう。が、なおも継続して、非軍事的な北の民主化運動をアメリカは支援することは、かわりがない。極東のCIAが仕事を失うことはない。

 TBSは現在、『安全の保証』と修正している。北にとっての体制保証とは、国内の商売人など資本主義の元を断ち切り、金体制のほころびの元となる人民の体制批判まで摘みとる(一言でも体制を批判すると摘発して、収容所に送ること)ことだ。海外では、金体制への批判を一切、禁じることだ。アメリカがそんな金政権を存続させるための弾圧や言論統制、各国への情報操作に手を貸すことはない。

 金の体制保証をしたいのは、この言葉を使う左翼メディアではないか。アメリカが金体制を保証したと言いたいのだろう。それは北の政権転覆を狙うことにかわりがないアメリカの意志に反する。白を黒と言ったに等しい。印象操作も甚だしい。

参考 『完全な非核化へ具体策なし「世紀の会談」は失敗だったのか?』(The PAGE 6/13)

 

 

 今月の雑誌のピカイチ--『中央公論 6月号』で特集「シャープパワーの脅威」 2018-06-09

 

シャープパワーとは、情報で他国に影響を与えること。ロシアが破壊的にそれをやるのに対して、中国は抑制的。だが、日本やアメリカの国際世論を歪ませるために、脅威になっている。とアメリカで認識されつつあるという話。保守は必読。

●偽情報、偽装団体……。日本にも迫る「アクティブ・メジャーズ」
特にこの論文がさえていた。ロシアが展開する目に見えないハイブリッド戦争を保坂三四郎氏が解説。ロシアと中国がいかなる情報操作を国際的に展開しているか。詳しくわかった。

 ただ難点を言うと、もっと実例がほしかった。現在、行われている彼らの撹乱操作について、もっと詳しい研究がほしかった。それが不足していた。が、論を重視するあまり、個別事例に弱いのが中央公論の傾向だ。が、今回は全体的には、具体的で最先端の話題を取り扱っていた。

 

 

 私が毎日、チェックする政治ブログ3つ 2018-06-09

 

 私が毎日、午前中に読むものは3つある。

『正しい歴史認識、国益重視の外交、核武装の実現』
よく調べて、左翼の主張を反論する。的確な指摘なので、感心している。

『パチンコ屋の倒産を応援するブログ』
 野党の宣伝、パフォーマンスの真実を暴いてくれる。野党の実体はここを読まないとわからない。また自民党の内部も詳しい。重宝する。

『ぼやきくっきり』
 青山繁晴議員のテレビ発言の書き起こし。彼は他では入らない国際情勢の情報をもっていて、それが面白い。3-4日に一つの記事が投稿される。

 新聞は、中央公論(韓国左派)と朝鮮日報と大紀元。正しい情報に接しないと、日本や世界の情勢を見失い、社会観が歪む。左派の歪み。それを正すには、こういうのを読まないと。

 

 

 韓国、最低賃金引き上げの効果なし 2018-06-03

 

『【社説】文大統領は「最低賃金引き上げの肯定的効果」の根拠を示せ』(朝鮮日報 6/2)
 日本では日共が最低賃金の経済実態に基づかない無理やりの引き上げを公約に掲げる。韓国はそれをした。自営業者がバイトを雇わなくなり、失業率が増大して、町にあふれる。若者は就職先がなくなり、悲鳴をあげている。最低賃金の過剰な引き上げは、経済破壊をもたらす公約だということを韓国が実証した。上記記事を読むと、どんなにひどいことになるか。詳しいことがわかる。

 日共の最低賃金の引き上げ、という公約に騙されるのはよほど社会の現実を知らない者というお話。

「 労働者世帯の所得は5つの階層全てで増加した。しかし最低賃金引き上げの影響を受け安いコンビニ、飲食店、卸売業、小売業、宿泊業などの雇用は今年に入って1−3月期だけで7万人も減少した。非正規社員や日雇い労働者に至っては46万人だ。低賃金で労働条件が悪い社会的弱者が最も大きな衝撃を受け、労働市場からはじき出されているのだ。このように最低賃金の急激な引き上げで被害を受けた低賃金労働者を除外し「残りは全て所得が増えた」「最低賃金引き上げの肯定的効果は90%」などと強弁すれば、これは単なる言葉遊びに過ぎない。」(上記より)

 韓国の正社員は給料が上がったようだ。が、バイトは減少して、下層が直撃した。最低賃金の大幅な引き上げは、バイト切り捨て、下層切り捨て政策といえるようだ。労働組合は、自分たちの収入の安定につながるから、こういうのは好きなのだろうが。最低賃金の過度な引き上げは、非正規を排除する弱者を痛めつけるためにある政策といっても過言ではないだろう。

 

 

文在寅で落ちる韓国。一方的に朝鮮戦争の終戦宣言をしてもむなしいだけ他 2018-06-03

 

『【コラム】言葉だけの「終戦宣言」を推進する韓国政府』(朝鮮日報 6/1) 

 

 韓国政府が一方的に朝鮮戦争の終戦宣言をしても、むなしいだけ、という記事。過去に盧武鉉が2007年の南北会談にそれをした。が、何の効力もなかった。平和協定も同時に必要という。トランプ大統領は思わせぶりで、何か大きなことが起きるという雰囲気を漂わす。核廃棄は無理なので、終戦宣言を行うかもしれない。現状は休戦協定。それよりもさらに進める期待がふくらむ。韓国大統領の終戦宣言は、実質を伴わなかったが、アメリカ大統領がやると、本当に終戦になるのだろう。きっと。

 北朝鮮国内では、飢饉など危機になるたびに、韓国が攻めてくるぞ、韓国を攻めるぞと国民一丸となって戦おう。海外の資本主義国と戦争が近いと、政府への批判を反らす。南北が終戦すると、そのいまわしい危機体制もおしまいになるはずだ。世界は北の終戦を信用しないとしても、もし終戦をすると、北の国内の緊張感が急激になくなるだろう。そんな大きな変化を引き起こすはずだ。

 この変化は、金正恩の望むところだ。何か国家間のいざこざがあるとすぐに、戦争だとわめくのは、旧体制の金正日氏や北の老人幹部たちの流儀でこれまで続いていた。が、スイス育ちで、平和な社会やそんな体制のメディアをよく知る金正恩の好むスマートな統治とはほど遠く、実に泥臭く、時代錯誤だ。従来の田舎くさい軍国(軍事)主義をやっと終わらせられると、彼は満足するだろう。彼は本心では、いつまでも続く北の戦時体制などは好きではないのだ。だから、早く解除したくて仕方がない。好機とばかりに、路線変換するのは、しかし、金の安全に関わることなので、簡単にはできない。

 守旧派が根強く、金正恩もうっかり体制のしばりを緩くできない。それをしたとたんに軍人達から反逆される恐れが強いからだ。外から雰囲気を変えてゆっくり変化させる。それを狙っていると、私はみた。

 

『韓経:韓国企業に「不況ドミノ」…上半期の企業倒産「過去最多」』(中央日報)
 これから大企業の取引する小さな会社が、あいついで倒産する兆しという。最低賃金を引き上げただけで、こんなに倒産続出。韓国経済が悪化するとは思わない。韓国は他に、どんな経済政策の失敗をしでかしたのだろう。記事によると、人件費があがったことの他に内需の低下、金利の上昇(0.5)、週52時間勤務制、米国の保護貿易主義による貿易減も原因。
左翼政権で経済が傾くのは、日本も民主党で経験した。彼らは一様に、国の繁栄ではなく、支持基盤の矮小な利益のために国を犠牲にする。そこは文在寅もかわらない。

『【社説】止まらない韓国中小企業の海外脱出、見えない抜本策』(朝鮮日報)
 韓国は空洞化が早い。賃金が高くて雇えないから、人件費の安い海外で生産する。日本は民主党政権になっても、わずか一年で空洞化が懸念されることはなかった。日本は、数年かかった。日本は何も変えるにも改革がゆっくりなのだ。そこがよいところ。韓国は、急激に何もかも変わる。一度、間違えると取り返しがつかないこともある。
韓国は1年で末期的。このペースなら、文はあと1-2年でジエンド。

 

 

 生産には子供を産むという意味があるから、杉田水脈の発言は生物学的に間違いではない。2018-07-28

 

杉田水脈議員が雑誌「新潮45」で、「LGBTのカップルは子どもを作らない、つまり『生産性』がない」と書いたことが、朝日などから非難されている。が、表現として問題はない。

 

この「生産性」は、菅直人氏も演説で使った。 「実は愛知もそして私の住む東京も生産性が1位2位を争うくらい低いんですよね!何の生産性が低いか?それは子供を産むという生産性が最も低いんですよね、皆さん!」

「生産」は、Goo国語辞書には、

1 生活に必要な物資などをつくりだすこと。「米を生産する」「大量生産」
2 人間が自然に働きかけ、財・サービスをつくりだし、または採取・育成する活動。
3 出産。しょうさん。

 と子供を産む意味もある。それに「性」をつけて、名詞にしたということで、「生産性」とは子供を産むこと、という意味だ。最近、ちょくちょく聞く表現だ。日本語としては生産性を、子供を産むという意味で使うのは、おかしくない。

 ゲイ同士やレズ同士のカップルは生物学的に子供が産めない。そういうことを、杉田水脈議員は指摘した。事実を指摘しており、差別的な表現でもなく、間違ってもいない。(杉田水脈氏は、LGBTの複雑なカップル--生殖可能な2人は想定していないと思われる。レズの結婚が最近は多いので、それを念頭に書いたのではないか。)

 それを朝日新聞は、「生産」の意味を取り違えて、「製造する能力」というものでのみ解釈した。朝日はLGBTのカップルは、労働で生産できないと杉田水脈議員が書いて、差別したと世間を思わせた。そこには無用な難癖、中傷、扇動の意図を感じる。細かい表現をつつき、人を中傷して、貶めるのはいやらしい手口、嫌がらせの類と古来から知られている。

 徳川家康が、方広寺の鐘の銘文に「国家安泰」は「家」と「泰」が切り離されていると、つまらないいちゃもんをつけて、豊臣秀頼を非難したのは実に底意地が悪かった。こういうのは誰かをつぶすために必死になっていて、些細なことをでっち上げる悪意からしか来ない。

 いや、そんな意図的な扇動ではないかもしれない。朝日の国語能力は低下しており、日本語の意味もしっかり確認しないで、主張した。そんな言論を扱うメディアにあるまじき誤解かもしれない。もし、そのような過失なら、朝日新聞は、無用な誤読によって、杉田水脈議員を貶めたことを、謝罪しなくてはならない。

 朝日は、菅直人氏も議員を辞めろと言いたいのだろうか。朝日は菅直人氏をわざとブーメランの的にしておいて、言い訳も謝罪もしないつもりだろうか。立憲民主党で、菅直人をひきずりおろして、枝野独裁を強めたいという朝日の陰謀を感じる。朝日はいつのまにか、菅直人に見切りをつけて、枝野にすり寄っていた。これは勘ぐりすぎだろうか。

 私は実績はともかく、菅直人が好きなので、それはひどいよ。朝日君。菅先生からしてみれば、「元総理の俺が、生産性は子供を産むことだと定義した。が、朝日ときたら、その定義をひっくり返して、あれこれ文句を言う。朝日は俺の決めたことをぶち壊したいのか。杉田議員は、俺の定義をしっかり使っていて、かわいいもんだよ。」

 と、朝日の動きに警戒しているところではないだろうか。

 

 

最低賃金引き上げで、労組天国、経営者と非正規・アルバイト・パート地獄の韓国。社会主義系(共産系)が政権をとると、すぐに国家が傾く。2018-07-23

 

『韓国中小企業「日本より高い人件費、長官は現場に来てみろ」』(朝鮮日報)
 韓国は2年間で最低賃金を29%引き上げる。それについていけない中小企業がつぶれてゆく。日本共産党が、中小の味方と名乗り、最低賃金引き上げを主張する。現実を知れば、日本共産党は中小の味方ではなく、敵だとすぐにわかろうというものだ。彼らが大事にしたいのは、組合に守られた労働貴族のみ。最低賃金の引き上げで、非正規も雇えなくなることが狙いなのだ。最低賃金を引き上げるのは、多くの中小に廃業しろというのに等しい。共産党の狙いはそこにある。

『文大統領、「最低賃金1万ウォン」公約守れず謝罪』(朝鮮日報)
いまだに最低賃金の引き上げに執着する文在寅。韓国経済はどんどんがたがたに。

『「私を逮捕しろ」という308万人の韓国小商工人の絶叫』(中央日報)
 最低賃金に反発するコンビニの加盟店の協会などが立ち上がった。小商工人は10人以下の製造業、サービス業は5人以下の会社。最低賃金の引き上げで、日雇いと臨時は一年で24.7万に減少した。
労働貴族や労組の正社員を守るため、アルバイトや非正規を狙い撃ちにしたのが、最低賃金の引き上げ。アルバイトが減ると、正社員の給料もあがる。それを労組は狙っている。文在虎は、労組の支持を得ているから、変えるつもりはないのだろう。 どんどん零細企業は、経済実態にあわない賃金の引き上げで、深刻になる。愚かな政府をもつと、民や商人が困窮する事例だ。

 

 

 アメリカ人もフェイクニュースが多いと感じている 2018-07-09

 

『米国人7割、大手メディアに「フェイクニュースある」と回答=世論調査』(大紀元)
アメリカ人は7割がニュースに意図的な扇動や印象操作があると思っている。日本のメディアはそんな米メディアの報道を、そのまま引用する。フェイクニュースの再生産率は、日本で7割。アメリカメディアのフェイクニュースを日本人に伝えるとは、アメリカの伝道者か?

『豪州TVへ中国大使館から怒りの電話 放送中止要求、TV側「応じない」』(大紀元)
言論の自由を中国政府がオーストラリアでも侵害しようとする。メディアを統制しようとして、失敗して、反発を食らった。日本のメディアは、オーストラリアにあやかりたいものだ。

『ポーランド、「ナチス加担」主張禁じた法律改正 刑事罰を削除』(AFP)
歴史事件について、自由に語らせない規制は、言論の自由の侵害となる。刑事罰などもってのほか。そんなことをすると、全体主義に陥る。結局この法律--ポーランド政府がナチスのホロコースト加担したと主張すると罰するというもの--は、修正された。罰は取り除かれた。骨抜きになった。

 

 

 安倍政権は、国の借金を400兆円も偽る。メディアは国の借金が減ったことを明らかにして、消費増税を阻止しよう。2018-08-29

 

 安倍政権は、借金の額を400兆円上乗せして偽る。私は安倍政権を支持しているが、いくつか納得がゆかないことがある。それは、国の借金が400兆円ほど減ったのに、未だにその重大事実を国民に伝えないことだ。そして、架空の借金を返すという大義を掲げて、消費増税をするという話を持ち出してくることだ。

 が、実は、日銀が約400兆円も国債を買取した。日銀は国の機関。国はその分は返済しなくてよい。つまり、国の借金は400兆円ほどなくなった。だが、それを公表しないのだ。メディアは国の借金が減ったことを明らかにして、消費増税を阻止しよう。選挙のたびに、消費増税という話が出ること自体がおかしい。その根拠は、国の借金1000兆円。ベビーブーマーの全共闘世代が増加。かさみつづける社会保障費を払うためだ。

 が、日銀が国債をたくさん買って、毎年80兆円ほどで5年でその額は400兆円にのぼる。国の借金はこの5年近くでだいぶなくなった。まだ残るとはいえ、このペースで買い取りを続けると、あと5年で国の借金の額は問題にならなくなるほど小さくなる。消費増税は不要となる。

 メディアはまずは、増税の根拠である国の借金1000兆円超。これが、嘘であることを明らかにして、国民の不安をなくそう。メディアは『政府は国の借金がかなり減ったという重大事実を国民に公表しない。隠している。』で、安倍政権を叩けるかもしれないよ。

 

 

 働かざる者食うべからず--もはや差別用語、社会福祉を根底から否定する考え方 2018-08-25

 

老人達がよく使う言い回しだ。その意味は、労働しない者は食わずに死ね、ということ。憲法は人権によって、すべての国民の生存権を認めている。が、まさに、働けない者の生存権を否定する人権侵害の発言だ。日本国憲法に反する考えだ。

 老人、子供、病人、障害者の中には働けず、国から生活保護費をもらって社会福祉によって、生活する者が大勢いる。彼らは働かないで、国から金銭を支給され、食うことができる。つまり、この考えの持ち主は、こういう社会福祉をも認めない。

 労働者だけが食べられる、という労働生産性の有無で、人を差別する考え方だ。なんと狭量な物言いなのだろうか。この考えは福祉社会では、許されない。また近未来でも通用しない考え方だ。今後、AIが発達して、多くの仕事はAIに奪われる。AIという道具がよく仕事をやってくれ、旧来の『労働』を人がしなくなる。人は働かなくても、食い物が食べられ、暮らせるようになる。

(なお、杉田水脈議員が、少子化社会で、子供を産んだ夫婦を優遇する。そこでは、ゲイやレズのカップル(子を生んでない夫婦)は優遇しない、ということを述べたもので「生産性」という言葉を使った。それを左翼過激派が話題にした。が、それは労働生産性の話とはまったく関係ない。似た話題と思った人は、フェイクニュースを信じた者だ。

 私は、ゲイやレズは夫婦と同等の権利を要求しているとみなし、夫婦になることを求めているとは、今は考えないのだ。だから、義兄弟、義姉妹のような制度で対応してもよいと考える。夫婦にするには、男女のような愛が前提となる。それは、みかけ上の男が心は真に女なのかを(その逆)を生物学的に厳密に判定しなくてはならない。

 レズ・ゲイについて、同性好きが嵩じたものなら、それは男女の夫婦とは違う関係だ。同性の友情の強いものだから、義兄弟や義姉妹の制度でよい。彼らが本当に異性を愛するように好きなら、夫婦の制度で対応する。その違いは区別しなくてはならない。どうやってレズ・ゲイの関係に基づくのは友情か男女の愛かを区別するかは、いずれ開発できるだろう。)

 この言い回しの根底には、労働者だけが特権を享受できるという思想がある。そんな思想で作られた共産主義国は、次々と滅んだ。労働者だけを人として認めるような社会は、そういう主義は、正しくなかったのだ。また共産国では、労働者でない者は、人ではないという扱いをして、差別した。やはり、労働者だけが社会人だという考えは、差別の元なのだ。そんな考えは過去のものだ。そんな強者だけが悠々と生き、働けないなら飢えて死が待つような社会は、早く終わらせたい。

 働けない弱者に生存権を認めないような社会福祉(生活保護等)否定のこの言い回しを得意げに語るのは、本物の差別主義者だろう。

 働かないと生活に困る社会は、過去の悲しい時代である。それが当然だという考え方をひきずってはならない。働かないと卑下され、何かと責められるような人と社会は、なんと弱者にいたわりがないことか。これからは、そんな労働者が威張り散らすような社会ではなく、働く者も働かない者も、堂々と社会の一員として、暮らせる社会にしたいものだ。

それこそが、目指すべき福祉国家である。老人や子供、主婦など働かない者が小さくつらく生きる時代は、もう終わりにしよう。

 

 

 文在寅が格差を拡大させる 2018-08-25

 

『【社説】文在寅政権の独善・無能が招いた所得二極化』(朝鮮日報)
『【コラム】青瓦台の誰が「バカ」で誰が「悪党」なのか=韓国』(中央日報)
 8/24の記事。とうとう文政権は、韓国人の敵という認識にかわった。早かった。韓国人(メディア)は文を一斉に見限った。

 こうはっきりとメディアが書くようになった理由はこうだ。「文在寅は共産主義者」という発言をしても、韓国でも無罪だという判決が下されたためだ。韓国人は隣国の北朝鮮を見て、共産主義者が悪党、独善で無能だと信じ切る。彼らは共産主義者の正体をよく知っている。文在寅が、共産主義者だとみなしても法的に許される。ならば、当然、その共産主義者の資質が大統領にあると言っても、許されると考えたようだ。それで、こんな韓国メディアは一斉にこんなタイトルを掲げるようになったのだろう。

『「文在寅は共産主義者」発言の高永宙氏に一審無罪』(朝鮮日報)
 あいつはアカだ。韓国の裁判所もそう発言することは、韓国でも合法だと認めた。

 『【時視各角】韓国経済を亡ぼす二大元凶』(中央日報)
 文在寅の経済政策で、1つは国家指示型の所得主導成長論で、2つ目が脱原発とのこと。最低時給引き上げという愚かな政策を、誰が支持したんだっけ? こんな雇用破壊の左翼大統領を韓国人がつい先日まで、高く支持していたのではなかったのか? 韓国人はいったん結果が出ると、見限るのが早い。

 

 

 NHKや民放は敗戦トラウマの戦争嫌い 老人の敗戦トラウマに巻き込まれるな。していけない戦争は負ける戦争。してよい戦争は勝つ戦争。 2018-08-17

 

NHKは敗戦トラウマか?
 トラウマとは、本人にとっての悲痛な出来事を繰り返し思い出し、そこから抜け出られないで、精神を病むこと。
 NHKは終戦の日に、第二次世界大戦と何の関係もないノモンハン事件における関東軍の敗北を放送していた。またNHKは敗戦の記憶を甦らせたのか? NHKは敗戦トラウマ症だ。老人達の敗戦トラウマに若者や将来ある者たち、バランスある世界観をもつべき者たちが、巻き込まれるな。

していけない戦争は負ける戦争。してよい戦争は勝つ戦争。戦争はしてよい。
 してはいけないのは、戦争ではなく、戦争に負けることだ。爆撃はされるし、戦死者も出る。賠償金までとられる。戦後は、相手国がいばることこの上ない。

 戦争に勝てば、空襲もないし、相手国を一時的に占領できるし、被害も少ないし、賠償金もとれて、いいことづくめだ。戦争は負けたら、悲惨。勝てば官軍。勝つ戦争をするに限る。戦争は新悪の枢軸である中国、北朝鮮、ベトナム、キューバ、ロシアが日本や自由で罪がない国を侵攻した時に、それを防ぐためには必要なことだ。国家を他国の軍隊で蹂躙される様、大勢が殺される様を黙ってみているのは、男が廃る。

『韓経:「休日も給料払え」…韓国、最低賃金「2次ショック」』(中央日報)
 土日が有給休日というのがよくわからない。そんな企業ないと思ったが、韓国では多いらしい。来年には制定される見込み。韓国でまた人減らしが始まる。文在寅の経済オンチは極まれリ。

『韓国、体感失業率11.8% …過去最悪』(中央日報)
 文在寅の労働政策などの結果。

『元左派活動家に占拠された韓国大統領府』(朝鮮日報)

 

 

 トランプ大統領の対中貿易戦争の目的は2つ--中国の民主化と公正な貿易ルールの中国への適用 2018-08-07

 

 世界経済を少しは考えてみよう。貿易戦争で、アメリカは中国製品に関税をかけた。それで資本主義を国内に導入した中国は、景気が悪化する。1980-90年代の日米貿易戦争のように。日米間の貿易摩擦は最終的に円高になって、収束した。それで、日本の物価がアメリカと対等になった。日本の製造業は質をあげ、世界で価格競争できるようにして、乗り切った。

 中国もようやくかつての日本と同じく先進国の仲間入りを果たすべく、アメリカの制裁を受けた。中国はもう世界貿易の中で、後進国としての特権的な待遇を享受できない。アメリカがそれを許さない。今は元安になって、あたふた言っている。私は目先のこの問題、元安になったことをまずは心配した。また安価な中国製品が価格競争力をつけ、近隣アジアに出回り、アジア諸国の企業が中国にやられる。が、それも多少あるだろうが、アメリカはたいしたことはないという判断だ。

 アメリカ貿易がやりにくくなった中国はこれから経済不況に突入する。構造改革も断行される。そして、一時的な不況に陥り、中国内の不満が高くなると、中国共産党の崩壊につながる。アメリカはそもそもそれを隠された狙いとする。共産体制がつぶれるまで、遠慮なくアメリカはやるつもりだろう。トランプは実に共和党らしく世界を守ろうとする。

 経済力をつけた共産国の脅威は、危険性はしだいにあがっている。経済で世界最強国になる前に、中国の暴虐性の根源を取り除く。実に賢明な戦略だ。

 まず、こんな基本的なことをわかっているのが日本にいないのが、情けない。これは共産国家を民主化するための、アメリカの自由の戦いなのだ。貿易不均衡を是正するのは、表面的な理由だ。それは手段だ。世界の自由を守るという崇高な目的の戦いだ。

 中国の不正貿易はすさまじく、元の交換、送金も制限している。著作権侵害はやりたい放題。産業の保護も、具体的には何かは知らないが、こっそり行う。為替操作もひどい。こういう不正行為をアメリカは自由貿易に反するとして、1つずつ問題視できる。制裁の理由としてあげた貿易不均等や著作権侵害などは、序の口。中国の不正の数多い事実の1つにすぎない。

 アメリカが中国に仕掛けたのは貿易戦争。それは貿易のルール上でやる。アメリカはそれだけで、軍事的な圧力をかけないで中国は内部崩壊して、民主化するとみているようだ。アメリカは体制の破壊者、習近平をもちあげていることからも明らかだ。

 アメリカはこの中国民主化のための闘い--米中貿易摩擦では、余得を得られる。安価な労働力をもつ中国に、アメリカの軽工業や重工業を、この何十年かとられてきた。それをアメリカは取り戻せる。これらがアメリカに戻ってくると、雇用を増やせる。この戦いでは、アメリカは自国の産業の復活という利益をあげられる。それをサブで目指す。長い戦いになるのだ。

 そもそも中国は、近代化した。電子産業は、もう先進国のレベルだ。国内の物価は農産品はまだまだ安い。が、物価も先進諸国に近づいた(まだ10数年はかかるだろうが)。世界第2の経済大国、先進国となっておきながら、後進国のような保護主義的な立場を堅持して、貿易を有利に進めようとする中国はずるいのだ。

 よって、アメリカがそんな中国に対して、いつまでも為替で有利な状況で、貿易するのは認めない。他にも多数の不公正な慣行がある。だから、それらを罰すべく制裁を課して、是正しようとするのは、当然のことだ。そのとっかかりが、貿易不均衡と著作権や特許侵害などである。

 まずは貿易不均衡などを理由にしているが、日米の貿易摩擦でも最終到達点は、そうだったように、今回の貿易戦争の終結地点はそれしかない。表向きのトランプ大統領の対中圧力の目標は、中国に先進国並みの貿易ルールを適用すること、そこにあると考えるべきだ。大義はそれだ。

 これを国際政治の専門家が言わないことは、情けない。いくら中国の体制を崩壊させようとしても、貿易戦争なのだから、国際法上は貿易を公正化させること以上のことはできない。

 安価な労働力で、世界の生産拠点となった中国は、もはや過去なのだ。もう、先進国並みの賃金となった。電子産業はコンピューターも生産して、アメリカにさほどひけをとらない。保護主義的かつ、不正な貿易をやめて、世界と対等な貿易をしなくてはならない。アメリカは、中国にそうつきつけている。中国が保護主義的なのが、メディアであまり語られず、隠されているのは私は納得できない。

 物価の上昇によって、今は中国から、今後は衣服、アパレルなど軽工業が、中国外に流出するのはアメリカの圧力ではなく、自然なことだ。それで、アメリカにそれら産業が一部戻るように画策しているのはある。が、まだ賃金が安い国はいくつかあり、そちらに縫製工場は向かうだろう。

 中国が物価の上昇により、軽・重工業の生産拠点ではなくなった現在、それらが国外に流出しはじめるのは、当然のこと。軽工業はすでに、だいぶ減ったと思う。残るは重工業だ。こちらは、まだだいぶ残っているが、鉄鋼不況で長くもつようには思えない。

 中国は脱重工業を実現しなくてはならない。アメリカは、それを促進させる。が、これは元安になったために、短期的には成功していない。が、長期的に、うまくゆくだろう。中国の富裕化は止められない。中国の物価高、賃金高も、止められない。中国は他の国と同じように、主力産業を変えつつある。

 重工業から、多品種少量・電子産業への移行は、成長率の低下となって現れる。不況感の高まる。富裕層がふえて、自由の抑制には不満がます。豊かになると貧困者のまやかしの哲学であるマルクス主義も、シンパがいなくなる。経営を学ぶと、マルクス主義の浅知恵など、見向きもされなくなる。国内のこれら自由な機運の高まりに、中国政府はいつまでも耐えられないだろう。

 トランプ大統領はタイミングよく、中共政府の崩壊への一撃を外部から加えている。トランプ大統領の目先の言動、乱暴そうにみえる公約の印象にとらわれているようでは、このような大局はみえてこないだろう。だが、トランプ大統領は、大きな目でみて、中共という世界の癌の1つを取り除こうとしており、世界を平和にして、安定化するために、仕事をうまくやっている。

 

 

 労働生産性で人の価値をはかるな ←それは給料泥棒の労組のセリフだよ。 2018-08-04

 

  LGBTを特別扱いするな、と逆差別を訴えた杉田水脈議員だった。保守系の雑誌に投稿した彼女の提言。それは、生産性(子供が産めない)ない者のことを過剰に議論して、政府はLGBTに過度にお金をかけるのはよくない、と解釈されるものだった。

 そこの一文「(レズやゲイのパートナー)は、生産性がない(子供は産めないという意味)」に左翼はかみついた。それは差別にあたるというのが左翼新聞はいちゃもんをつけた。生産性を労働生産性と誤読した朝日新聞は、労働生産性のない人間に価値がないのか? と的外れな反論をした。

 私は耳を疑った。労働価値で人間をはかるマルクス主義。中国の文革時代、北朝鮮では今でも、労働者でなければ、人間ではないとした。そして、資本家や芸術家、教育者を収容所送りにした。まさに、共産主義では、「(労働)生産性のない人間には価値がない。」 が、左翼の朝日新聞がもろに、そのアカの信条に、疑問を呈したのだ。

 朝日がとうとう、共産主義のまやかしに気づいたのか? 労働生産性(労働価値の一面)などで人間をはかるなと、左翼の者たちは訴えた。それはまさしく共産国への抗議そのものだ。安倍政権の一員を追い落とすためなら、なんでも適当に言う連中だから、真に受けないでよいかもしれない。が、これは新しいスタンダードになることは確実だ。

「労働価値など、人間の真の価値ではない。」  ここからは「共産主義は労働にばかり重きをおき、人間の本来の価値をないがしろにする。」とつながる。

 しかし、「労働生産性で人を差別するな。」というのはどこかで聞いたことがあるセリフだ。よく思い出すと、労組が昔よく使っていた。会社に行って、働かなくても給料をもらおうと考え、よく仕事をさぼっていた連中がよく言っていた。いわゆる給料泥棒のセリフだった。

杉田議員は、左翼を誤解させる表現で、左翼の新常識--自己否定--を生み出した。いわゆる誰かさんの作戦勝ちである。

 

 

 朝日新聞の文章を入試問題に使うと特定の人に有利で不公平 2018-08-03

 

 簡単だ。その読者に有利だからだ。そんなので、生徒の学力を公平公正に評価することはできない。入試を作る時は、特定の人達が読むであろう新聞の記事は、問題文からは除外しなくてはならない。要は、新聞記事を使ってはいけないということだ。

 特に、貧乏な人は新聞を高い代金を払って読まないので、新聞記事を使うと、ますますお金持ちの子弟に有利となる。それは貧乏人から高等教育の機会を奪うにも等しいことだ。又、新聞の記事を使った入試問題は、イデオロギー的にも偏向があるのみならず、貧富の差が生じる可能性があり、不公正極まりない。だから、新聞記事を入試問題に使ってはいけない。こんなのは常識だ。

 が、とんちんかんな新聞社は、その不公平さを新聞の売りにする。彼らは自分たちの利益に目がくらみ、記事が入試問題にとりあげられたことをはしゃぎ、新聞もとれないほど貧乏な者たちが、不利になることを一考だにしない。彼ら左派新聞は、自分たちの新聞さえ売れればよく、弱者のことなどどうでもよいかのようだ。彼らは万人に開かれた教育というものが、何もわかってない。

 

 

 文大統領の経済改革で100万の自営業者は廃業 2018-08-03

 

 『韓経:韓国自営業者の「悲鳴」…今年は100万カ所廃業』(中央日報)
文在寅の資本家狩りが、最盛期へと進む。

『IMFが警告「韓国の最低賃金引き上げ速度は速い」』(中央日報)
かつての金融引き締めで、韓国経済をどん底に落とした憎きIMF。彼らが韓国政府に賃金引き上げるなと警告。その判断は誤りではない。が、IMFの言うことは、もうきかないと反発するのでは? いいタイミングだ。

home

inserted by FC2 system