2003年のXデー、『ニュース見てーション』で電波犯罪の告発報道がなされる。
コメ「盗聴天国日本。これは衝撃のVTRです。」
VTR
1 導入
導入1、電波の合成の仕方がある。
導入2、電波機器のアップ。携帯型電波機器、無線機型電波機器、コンピューターモニター型が、順番にうつしだされてゆく。
ナレーター「電波というものをごぞんじでしょうか?新しい電波です。それを使った盗聴機が密かに氾濫しています。」
2 犯罪者宅
映像1、住宅地の映像(モザイクで場所を特定されなくされている。)
映像2、若者が電波機器で盗聴したり、苦痛を与えて、声をあげて楽しんでいる様を映す。
映像3、若者のインタービュー映像
若く年齢20才頃男性。顔がぼやかされる。彼の手元には、自宅設置型の電波機器が大きく写されてから、男の顔に戻る。
「これで、人の考えていることも会話も、わかるんだ。面白いよ。盗聴器をつけなくても、電波を当てるだけで、ターゲットは誰でもいける。」
映像4、ふつうの盗聴のメカニズム
普通の盗聴機を家に設置してある状態、その電波を外で拾う様子
映像5、電波盗聴のメカニズム
と、電波盗聴器が、外から直接、ターゲットの声や思考を盗聴している様子が、順番に写される。
映像6、電気工学の教授の解説。
「電波というのは、普通の電波のように拡散せず、まっすぐに進む電波です。そして、この技術では、発信器をとりつけずに、そのターゲットにしたい人だけを遠くから、モニターすることができます。」
映像7、どこかの住宅地を遠くに映し出して、アップにして、窓の中の人を写し、口元を大きく移し、その動きを見せる。
3 思考盗聴
映像1 若者のインタビュー映像
「この盗聴器は、人の考えていることもわかるんだぜ。」
映像2 思考盗聴の検証映像。
電波機器で読書をしている人を映し、口元がまったく動いていないのを確認させる。が、盗聴器からは、彼女の本を読む声が聞こえてくるというもの。詳細は省く。
映像3 科学の専門家の意見
「驚きです。電波で人の考えていることが読み取れるとは。」
4 電波機器の殺傷能力
ナレーター「この電波機器に人を殺傷する能力もあります。」
映像1 使用説明書で攻撃マニュアルをうつす。
映像2 さっきの若者の隣の母親
「気に入らないやつがいたら、この機械で心臓を狙います。頭痛させたり、痛めつけるのは、快感です。」
映像3 遠くから電波機器でひよこを狙うと、ひよこが暴れだす様子をうつす。詳細は省略。
映像4 専門家のインタビュー
「こんな兵器があったら、怖いです。遠くから攻撃される。電波だからどこにでも電波が届く。隠れる場所はないですね。しかも、電波だから見えない。もし被害にあっても、犯人にやられたかもわからない。」
5 盗聴器の流通ルート
「どうして彼はそんなふつうでは手はいらない盗聴器をどうやって手に入れたのでしょうか。」
映像1 さっきの若者
「ただでもらったよ。あの家は悪いやつが住むから狙って監視してくれと、近所の××党員から頼まれたんだよ。」
6 警察の対応
映像1 若者が電波機器でストーカーや苦痛を与えて危険な遊びをする映像の続き。
ナレーター「警察は、この新手の犯罪に対して、どう対処しているのでしょうか?」
映像2 警察の科学捜査のインタビュー
「電波機器?聞いたことがないえ。えっ、それで盗聴ができるの?人を殺傷できるの?うそでしょう?」
映像3 若者が電波機器でストーカーをして、被害者をやっつけた場面で得意そうになっている様子。
ナレーター「警察にはまだ危機感がないようですが、この新たな犯罪を放置することはできません。」
VTRが終わりスタジオに戻る
こめが電波機器を手にとって、「これで、人の考えていることもわかるんだ。」
女性キャスター「これ、ストーカーの道具でないですか?」
こめさん「警察は何をしているんでしょう?」
訂正0-8-22 校正 2015/4/20