短編 ヒノマルマンと怪人アカハタマン


ヒノマルマンと怪人アカハタマン

 

登場人物

 

ヒノマルマン
正義の味方(日の丸の国旗が頭で手足と胴体が生えたキャラクター)

怪人アカハタマン
悪役(赤旗が顔であとは同様)。古ジャワティーを飲ませないようにする。というのは古いジャワティーにはカテキン成分がたくさん含まれていて、飲むと健康になるからだ。得意技----- 殺人電波。赤い携帯電話から殺人電波を飛ばす。その電波に当たるとしびれる。

おじいさん
古いジャワティーが大すき。それを飲んで健康。 

おばあさん
性格のよいおばあさん。

今日は、よい天気。とある家の中、おじいさんとおばあさんが低いテーブルに向かいあって話をしている。

おじいさん「今日はいい天気だね。おばあさん。」
おばあさん「おじいさん。ほんとそうだね。」
おじいさん「お茶がいっぱい飲みたいよ。もらいもののお茶があっただろ。」
おばあさんは「はいはい。」と、立ち上がって、台所にゆき、食卓の上に置いてある贈り物を取り、包装をあける。と、茶カンに、縦書きで大きく「古ジャワティー」と書いてある。

おばあさん大声で「おじいさんおじいさん。これ古ジャワティーですよ。」
おじいさん「それはいいものをもらったね。さっそくいれておくれ。」

突然、台所にいるおばあさんの前にアカハタマンが現れる。
「アカハタマン登場、おれは、ダニエ(ア)ースレッドだ。おまえたちは、古ジャワティーを飲もうとしているな。古ジャワティーを飲むと、健康になってしまう。そんなことさせないぞ。お前達を病気にしてやる。」

ダニエ(ア)ースレッドは、赤い携帯電話を右手にもち、「殺人電波を食らえ。」携帯電話から、稲妻のような赤い電波が、おばあさんを襲う。

おばあさんが、殺人電波を浴びて、体全体がしびれて動けなくなり、「ああ助けて、おじいさん」と叫ぶ。
おじいさんは立とうとするが、驚いて腰が抜けて、「あいたたたたた。」とうめく。

その時、ヒノマルマンが庭に現れる。「正義の味方、ヒノマルマン参上。アカハタマンお前達の悪事は、許さないぞ。おじいさん今、助けます。」
おじいさん「私よりおばあさんを先に。」

ヒノマルマンは家に入り、台所にゆく。そして、ダニエ(ア)ースレッドに、体当たりする。ダニエ(ア)ースレッドは転ぶ。赤い携帯電話を落とす。おばあさんは、助かる。

格闘シーンはしばらく続くが、ダニエ(ア)ースレッドは、ヒノマルマンにやっつけられて、逃げて庭に出る。

アカハタマン「おぼえていろよ。ヒノマルマン。」と逃げ去る。
おばあさん。「ヒノマルマンありがとう。」
ヒノマルマン「おばあさん、もう大丈夫です。」
おじいさん「ヒノマルマンありがとう。」

おばあさんは、古いジャワティーを三ついれて、「助けてくれたお礼だよ。ヒノマルマンも飲むかい?」

ヒノマルマン「古ジャワティーは大好きなんだ。おばあさんありがとう。」
と三人、楽しく古ジャワティーを飲む。飲みおわって、

ヒノマルマン「さようなら、またアカハタマンが現れたら、私を呼んでください。」と、空を飛んで、どこかに消えてゆく。

正義の歌、ヒノマルマンの歌が流れる。
「きーみーがーーよーーはー。〜〜〜」

 2003/03/05 編集 校正 2015/4/20

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