教育論 道徳教育

 

 道徳教育論

 

道徳教育の方法16 政治教育の歪みを正す 

 

 2015-2-13 校正 3/19

 


  公民

 
 私は、国家の仕組みは、小学校5-6年に習った。普通選挙があって、議員が決まる。衆議院の議員から首相が選ばれる、と。選挙は秘密投票にされる、という。このように、首相は国民の代表である、と習う。

 首相は、どんなことをして、国民のために働くか? それはあまり記憶にない。そういうことをよく教えなくてはいけないだろう。過去、首相が行ったことで、特筆するようなものは学ばせたい。歴代首相の功績を。

 どこそこの知事は何をしたか。そういうことは地元の教材になる。だが、国の首相は、そういうことがない。ここはおかしいから、学ばせておく。これをしっかりやらないと、首相に何ができるか、どんなことをするか、具体的なイメージができない子供になる。

 次に憲法論を教える時の問題。憲法とは何か? 私が受けたものは、インチキくさかった。憲法は「最高法規」という言い方が繰り返しされた。しかし、それがよくわからなかった。国家の基本的なルールでよいだろう。

 憲法の精神というのがさらにひどかった。憲法の精神とは、何か? 基本的には、世俗にある理念や慣習・ルールを憲法は採り入れた。よって、その精神とは、個別の制度の理念をさす。私が教わった時には、憲法に書かれているから、理由はなく、それが最高という。何が最高かわからなかった。

 一つ一つは、憲法も誰かさんがある理由をもって考えたルールだ。そこを詳しく説明すべきだろう。どうして、誰がそのルールをどういう意図で憲法に採りいれたか。外国はどんなものがあるか。

 選挙もしっかり教えよう。低投票率も、選挙の意義をしっかり教えられなかった結果である。

 このように国の制度だけでも、丁寧にぬかりなく教えておく。すると、あまりに実態や民主主義に反した考え方や過激な思想は、もし左翼教師が説いても、子供は嘘だとわかるだろう。子供を左翼色に染まることから、救うことになる。もし日教組教育を野放しにすると、最悪、子供は反対闘争に憧れ、大学にゆくと過激派になる。そんな子供を減らす上でも、公民教育は、教えるべき項目をしっかり定めることが、大切である。


 home

inserted by FC2 system