教育論 道徳教育

 

 道徳教育論

 

道徳教育の方法4  遵法精神 

 

 2015-1-27 校正3/18

 

 遵法精神

 これは公民教育(民主主義教育)の一つである。法律を守る。この当たり前のことが強く教えられていない。犯罪に走る子供があとを絶たない。子供時代に、法律を守る大切さをしっかり教えてもらっていない子供は、大人になると、すぐ犯罪に走る。そんな教育ではいけない。


 国家の制度を理解させるものとして人権教育もある。遵法精神はさらに重要だ。人権教育をたくさんしても、犯罪はあまり減らなかったからだ。今度はそこに重点をおくべきである。すると、日本の犯罪はさらに減るだろう。

 窃盗の禁止。「他人のものをとってはいけない」、「万引き」、「コンビニ泥棒」。子供には多くの誘惑がある。学校で先に教えておくと、「友達同士で万引きしろ。お前の度胸を試す。」、と危ない時に抑止力となる。


 他人を傷つけない。心の問題が取りざたされるが、まずは身体への暴力を教える。けんかではどこまで相手を傷つけてよいか。議論させる。骨折はいけない、とか殴る程度ならよいとか。これで、どこまでやってもよくて、やりすぎなどを学べる。昔は、けんか慣れしないと、こういうことは覚えなかった。そこで、授業でやる。賢い子供はすばやく理解して、手加減を知るだろう。いじめなどであまりにむごいことをしなくなる。


 また大人が他人を殴ったときに、どういう状況に陥るかを、具体的に体験させる。殴るとすぐに警察が来て、捕まる。相手が病院にゆき、診断書をとってくる。それで警察で告訴され、暴行罪となる。慰謝料が10万円とられる。前科者となるし、後ろ指差されて暮らすことになり、つらい、と教える。


 また新しい犯罪ほど危険性など知らないから、誘惑されやすい。それをしっかりと教える。例えば、俺々詐欺だけでなく、他人に電波を浴びせ、苦痛を与えることが大きな犯罪になることを。


 法律を守らなかったケースをいくつか教える。これらで、法律を守る大切さを具体的に理解させる。


 こういう教育を受けなくて大人になったら、すぐに犯罪に走る。特に、暴力的な家庭で育つと、遵法精神は希薄だ。そうならないように教育することは、平和と秩序の維持、国家の安定のためには、とても重要である。


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