発達心理 developmental psychology

 

 発達心理論

 

発達心理14 発達心理表で人類の未来を予測する 2015-3-4 校正 3/16

 

 昨日は、21才以後の課題を記した。40才頃まで、およその課題はみつけられる。今日は、それを使って、人類の未来を明らかにする方法について記したい。

 

  発達心理表
課題 年齢(才) 世紀 思想、特徴
↑点  35-40 36-40 原子論、ブロックのような宇宙論
↑直線 30-34 31-35  文、音楽
↑平面 25-29 26-30  絵、写真、
↑空間 21-24 21-25 建築物、都市空間、  
↑社会 19-20 19-21 社会論 経営学 社会組織論
↑理性 16-17 17-18  理性、デカルト、経験主義、カント、ヘーゲル
↑運動 12-14 13-16  ストア哲学、鎌倉仏教,ルネサンス、足利文化的
↑感覚 9-11   9-11  貴族 ストア哲学 

 

発達心理は人類の地図

 発達心理は、個人の年齢ごとの課題を明らかにする。人類も同じように発達心理をもつ。そして両者の発達心理は、ほぼ同一である。課題は同じ。しかも順序まで同じ。似た関心をもち、それを解決するべく行動する。

しかし、違いはある。個人の1年が、人類にとってはおよそ百年である。人類のほうは、必ずその段階の課題を解決しなくてはいけない。が、個人は、必ずしもそれを解決しなくてもよい。人類は、その課題を解決すべく、大勢の人が挑む。が、個人は、特に、内面の欲求に気づかない人もいる。若干の違いはあるにしても、そう大きなものではない。

 人類と個人の成長過程はほぼ同一なのだ。よって、個人のそれを明らかにすると、人類のそれも明らかにできる。つまり、それは、人類の未来を描けるということだ。

 

人類の未来は何世紀まで描けるだろう?

 人の寿命はおよそ80-90才だ。90才までの発達心理は、そう長くないうちに解明できる。すると、人の1年は人類の100年だから、約西暦9000年まで明らかにできる。現在は、西暦2000年。現在は20才頃の課題と同じ。よって、7000年後までだろう。

 人の発達心理を詳細に解明すると、人類の7000年後までは、課題や主導理念などを明らかにできる。なぜなら、人類は発達心理に則って、成長するから。それで、発達心理は、人類の地図なのである。

 目前には、21世紀の課題が待ち受けている。「社会」制度を2030年までに確立して、「空間」の探求へと転換する。しかし、具体的にはどういうことか。それはまだ研究が始まったばかりなので、そう多くのことはいえない。しかし、それは研究さえすれば、明らかになる。

 未来がわからない時代は、これからはなくなる。人類は成長の謎を解明した。発達心理の法則を手に入れたのだから。

 感覚期の前半の説明は、今度。調査する時間がとれとなかった。


 

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