発達心理 developmental psychology

 

 発達心理論

 

 

 

 発達心理6 発達心理表を完成させる  2015-02-20 校正3/14

 

 私の発達心理学。日本人でこの価値がわかる人はいるかな? 海外にはいる。英語に翻訳しなくてはいけない。長くなりそうだ。
 私はここ一ヶ月で、私のもっていた理論をやっと表に出すことができた。デビュー前に間に合った。しかし、まだいくつかある。それはいくつかは、宗教的なものだ。しょうがない。そちらも今後記してゆくか。いや、どうしようかな。

 

発達心理6 発達心理表を完成させるには

 昨日は、知性と理性の段階はそれぞれ前半と後半と2つに分けられることを説明した。これでおおまかに人間の精神は分類できる。今日は、この発達心理論を完成させるためには、今後どんな研究が必要か、提案したい。

 

 発達心理表


タイプ    年齢(才) 課題 世紀 思想、特徴
空間主義者 21-24  空間 21-24   空間、
↑全体理性者 20-21 電子 21    電子、インターネット的
↑複雑理性者 18-20  社会 20-21  社会、経営学、社会論
↑単純理性後期 16-17 外的理性 18-19  理性、カント、ヘーゲル
↑単純理性前期 15-16 内的理性 17-19  理性、デカルト、経験主義
↑知性者後期 13-14  外的力 13-16  ルネサンス以後、足利文化的
↑知性者前期 12-13  内的な力 13-16  ストア哲学、鎌倉仏教
↑感覚主義者 9-11   感性 9-11   貴族
 感覚主義者 5-8   内感 5-8   王()

 

 私のこれまでの人生でみてきた人物、読んだ本、テレビドラマ・映画で見た人たちの特徴から、人々の精神を分類した。また思想史から、思想を区分した。それらを統合して、表にした。しかし、社会成長論ほどに、各段階は、正確に区分できていない。また詳細でもない。この発達心理表は完全ではない。

 

 この表を完成させるには、何が必要か?

 

 1,発達心理を調査する

 青少年の発達心理を詳細に調査する。そして、段階だけでなく、各段階の小さな段階まで明らかにする。

 

 実際の調査のポイント。年齢ごとに、関心を書いてもらう。何に関心がなくなり、何が次の関心かを選んでもらう。これは年齢が大事だ。というのは人間は、同じ年齢(生まれて15年6ヶ月)では同じ精神課題をもつと考えるためだ。それは、受精時を起点とするのか、出産時とするかは、いずれ明らかになるだろう。大雑把に何歳という調査はいけない。何歳何ヶ月何日までつきとめることが必須だ。

 

 2,感受性の高い人、敏感な人で調査する

 鈍い人は、自分が何を感じているかすら、わからない。よって、敏感な人を対象にするとよい。どんな人が敏感か? 感性が豊かで賢い人ほどよい。すると、データとして信頼性があがる。

 

 3,年齢ごとに成長する脳部位の特定

 私は、発達心理がその年齢に形成される脳部位と関係がある、とみている。発達心理は、人類に共通するから、遺伝子で決められているはずだ。それら脳科学によって、最終的には何歳でどの脳が成長をするかは、明らかにしたい。それら脳部位の性質が明らかになったら、発達課題(認識)も自ずと定まる。

 

 4,思想史から人類の発達心理を詳細に描く

 思想は、その時々の人類の課題を、鋭敏で賢明な人が、表現したものだ。よって人類の発達課題、その答えがその思想にある。例えば、ストア哲学と鎌倉仏教は同じような頃に生じた。どちらも、同じ発達課題に対する解答(思想)だろう。が、実際はだいぶ印象が異なる。

 

 本来、人類はどんな理論を開発すべきだったのだろうか? 人類の発達課題に対する最も純粋な"認識"は何だったのか? それをこれらの時代の哲学から、明らかにしなくてはいけない。思想は、その文明の特殊性を含む。それを取り除いて、純粋なものを見つけ出す。

 

 5, 思想史から、人類の発達心理を理論にする

 現在、最も明らかなのは、「社会」の段階だ。社会組織成長理論で、詳細に明らかになった。他の段階も、同じような細かい発達過程がある。それらをつきとめる。その時の関心、理念、形成される認識を明らかにする。それを完成させて、発達心理の基礎モデルにする。

 

 6, 発達課題から純粋に、発達過程を明らかにする

 社会の段階では、社会組織の成長を純粋に研究すると、その過程ははっきりした。知性や理性の段階も、「力・運動の認識」、「理性」そのものを純粋に研究すると、その発達過程は明らかになるだろう。このアプローチも重要である。

 

 発達心理は、何に役立つか?

 

 1,発達心理の指導教科書を作ることができる

何歳でどんなテーマを学ばせたらよいか。それが発達心理だ。それで指導すると多くの子供は、年齢ごとに適切な課題を意識して、取り組むことができるだろう。それまでは天才的な人しか高い精神になれなかった。が、発達心理モデルがあると、誰でも高い精神にまで到達できる。いつかそんな時代がくる。『毎日の発達課題』と、指導されるようなプログラムもいずれ開発される。

 

 2,自身の哲学を知ることができる

個人の哲学は、発達心理のある段階の精神である。たいていの人は自らの哲学をうまく表現できない。が、本人の発達段階さえわかると、自身の哲学、課題、志向を知ることができる。自分について迷わなくなる。そんな一覧表が作成できる。

 

 3,精神次元を人工的にあげることがいつか可能になる

  発達心理と脳の形成が明らかになり、さらに脳形成の専門の薬が開発されると、精神を高くすることが人工的にできる。20才までに精神の内的成長は止まる。が、この手法で、その脳を再び活動するようにして、成長を再開できる時代がいつかくるだろう。精神成長が止まらないこともできる。

 

 4, 発達心理表を使い、人間の精神段階を特定できる

 すると、同じ段階同士集めることで、同じ課題をもつ人同士、楽しく自身の哲学を語れる。特に、高い段階の人は少数で気の合う話し相手がいない。そういう相手を簡単にみつけられる。そういう高い段階の人々をみつけると、簡単に手に入らない貴重なデータ(高い段階の人ほど人数が少ない)をとれる。そんな本当に精神が進んだ彼らは、本来の尊敬を受けられる。

 発達心理表があれば、人々は自身の精神をより詳しく正しく知ることができる。すると、本人は自身の精神を高めるための適切な学習法を知ることができるだろう。さらに、無駄に悟りや覚醒などを目指し、分不相応に高い精神者になろうとしなくなるだろう。

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