経営戦略 電波犯罪危機管理マニュアルT 

T もし電波で営業妨害を受けたら


 電波犯罪はイデオロギー目的だが、現在では、ライバル会社を蹴落とす卑劣な道具にも利用されている。自分たちの会社や社員は大丈夫と安穏と思っていてはいけない。いついかなる理由で、企業が、店舗が、社員が、犯罪者のターゲットになるかもしれないからだ。

 

 もし、突然電波による営業妨害を受けたら、どう対処したらよいか。それを考えてみたい。ライバル店が、電波機器を所有して、それを用いて、電波を浴びせ、自店の営業活動を妨害するのは、日常茶飯事だった。そんな被害にあったら、どう対処してゆけばよいか。それには二つのケースが考えられる。@電波が従業員に向けられる場合と、A店舗そのものに向けられる場合である。

@ 従業員に電波が浴びせられるケース

店内に顔を出して客の目につく接客する店員やレジ係と店の奥にいる店長がよく狙われる。私の知っているケースでは、大型店舗のレジ係は、新人は明るい表情だが、三日で表情が暗くなり、目が黒ずみ、頭がぼおっとしたようになる。そして、頭痛を頻繁に訴える。レジの疲れのせいではない。明らかに電波のせいだ。というのは、入り口から電波が入ってきて、それがレジ係に向かうが、出口に近いレジ係りほど、強い電波を浴び、この被害症状が出るからだ。レジ係は気をつけたい。次に被害を受けているのは、役職名入りのワッペンをつけた店長である。犯罪組織は、商店をグループ内にもち、ライバル店の店長を狙えば、店の業績をさせることができると考えている。責任者の頭部に電波を浴びせて、体調を悪化させたり、思考力を低下させて、精神状態を悪化させたりして、仕事をさせなくすることが犯罪者の狙いである。

電波犯罪者は、まずターゲットを狙う時に、店舗内にいる人物の場合は、1、重要人物、2よく目に付く場所にいる人物から狙う傾向がある。もっとも狙われるのは、店長であるが、その次に狙われるのは、応対に出ている接客係りであり、ファッション店では、店員であり、大手店舗では、レジ係である。店員は、動き回るが、レジ係りは一箇所にじっといるので、電波被害も大きくなる。

しかし、何も従業員の被害は、勤務中だけとは限らない。一般作業員は店内にいるときだけ狙われるが、店長に対する攻撃は執拗で、店内にいるときだけではなく、自宅まで狙われる。電波犯罪者は、24時間ターゲットを狙うので、店長の行ったところがわかり、発言など全部も盗聴している。だからもっとも長くいる場所を知って執拗に狙ってくる。店長の作業場であるデスク周辺に電波攻撃がとくに集中する。店長は、デスク周辺でもっとも体が重くなり、被害が大きくなる傾向がある。さらに店長は特別で、自宅にも電波被害がある。24時間何者かによって、盗聴、監視されて、さらに電波を浴びせられる苦痛を感じる。そんな深刻な状況にいたっているケースが多い。

対策としては、すぐに電波犯罪の事実をつきとめて、とてもおそろしい事態に直面しているとしても、冷静に対処してほしい。すぐにもよりの警察に訴えて、そして、店舗内に自衛手段をとらなくてはならない。

マスコミ記者の被害のケース

従業員に電波被害があるケースはさまざまある。新聞社の記者は、社会的な影響力が強く、イデオロギー犯罪組織のターゲットになりやすい。新聞社のビルにゆくと、何本も電波ビームをみつけることができる。そのもっとも多く届くのが、デスクや編集委員など地位の高い人だろう。

大型店舗のケース

イデオロギー組織は、資本家(ブルジョワジー)をつぶそうと企む。だから、大型店舗や大企業は、特に警戒しなくてはならない。

とある大店では、レジ係の目が暗くなっていた。私は、目が黒くなるのは、たいてい電波犯罪者なので、当初、電波犯罪者ではないかと疑ったが、何日も見ているうちに、ある特徴に気づいた。新しいアルバイトは、目がきれいである。はじめから黒いのは明らかな電波犯罪者でたまにいた。が、ほとんどはそうではなく、明るい表情をしていた。しかし、三日目にはレジ係を続けると、目が黒ずんできた。それで、電波被害であることが、はっきりとした。もちろん、その大店のレジ係の位置には、周辺住宅から電波が浴びせられている。入り口から正面にあるレジだったので、まっすぐに電波が入ってきて、レジ係に当たり、レジ係を疲れた表情に変えるのだった。

電波被害にあったら、どう対処すべきか。

@、被害を訴え、検出器で記録して、写真を撮影する。

 被害事実をまず記録に残す事が大切である。被害の顕著な者は、すぐに医者の診断を開けなくてはならない。そして、電波計測器を用意して、その周波数を記録して、店外に出て、発信場所をつきとめて、そこの周波数も記録する。それを証拠にして、警察に被害を届ける。写真にも周波数は記録される。被害現場の写真をとることは、鉄則である。写真には、電波の周波数が記録される。電波機器をもっていなければ、被害者の写真とレジ係りの立つ場所や、よく作業をする場所の写真をとることが大事である。写真をとっていると、その写真から電波を検出する機械があり、被害事実を明らかにすることができる。写真は、物的証拠になる。

A、店舗が被害にあうケース

電波で、人の感覚を刺激することができる。それを悪用することで、特定の店舗内にいると、不快にさせることができる。それがお客を刺激する営業妨害である。店の中に入ると突然、頭が痛くなったり、何か頭がぼんやりしたりする。そして、その店に対して嫌悪感を植えつける。電波だから、見えなくて、なかなか気づかないが、そのようにして、店の中にいることを不快にさせて、お客を離れさせるという手口である。

電波で、店舗を攻撃する目的は、一つである。店舗内の環境を悪くして、客がその店に入ることに不快感を感じさせ、客の来ない店にすることである。私の知っている営業妨害の例では、店舗入り口周辺に不快な感覚を出す電波を浴びせているケースがある。店の入り口にくると、電波がきつくなりぼぉっとした。人間は本能的に、危険な場所や、何か危ない場所、痛みが強くなる場所を避けようとする。客は、わずかな電波による痛み、不快感に敏感に反応して、入りずらいという感覚を植えつけられてしまうのである。

この方式は、店舗の入り口でよく行われている。大店の入り口には強い電波が届く。だから、お客は、入り口に近づくほど、頭が痛くなるので、近づきたくなくなる。そうやって、入りにくい店にするのである。一般的には、電波が強い場所ほど、変電所の側のように、非人間的な雰囲気ができてしまう。だから、直感的に、避けようとする心理が働くのである。そうやって、店から客を遠ざけるのである。これは、対処としては、入り口を写真にとり、電波機器で周波数を記録して、営業妨害と警察に訴えるしかない。

電波による不快感を適切なオブジェによって、緩和する方法もあるがそれはあとで記す。

店舗内が狙われるケースは、もっと多い。店内にいることを不快にさせるように、電波攻撃をしてくるものだ。店内を快適にすると、客も気分がよくなり、たくさん買い物するからで、客を電波によって不快にさせ、『この店にいると、なんだか気分が悪いわ、2度と来ないようにしましょう。』、『なんだかこの店にいると頭が痛くなり、つらいわ。早く、買い物をすませましょう。』と、感じさせるしかけである。しかし、自衛策はある。電波に負けない店づくりをすることが大事である。多少の電波が侵入しても、快適性が損なわれない店にすればよい。

対策は、店内の写真を写し、電波記録の証拠をとり、被害事実を警察に訴えることである。

店舗の電磁波環境の悪化を防ぐ自衛策

が、警察に任せきりにしてはいけない。警察の捜査を待っている間に、なんの対策もとらなくては客足が遠のいてしまう。いくら電波が強く届くようになっても、売り上げが下がらない店もあるし、電波がきつくなるととたんに売り上げを減らす構造の店もある。電波による営業妨害に対しても、強い店、電磁波対策のとられた店作りをここでは、推奨する。

 最悪の店舗をみてみよう。悲しい事に、私の近所にそういう店がある。電波対策がまったくとられていない上に、店舗内に届く電磁波を、拡散させるオブジェがたくさん配置されており、店舗全域にばらまき、その建物の中にいる者全員を、電波被害、電磁波被害にあわせることを目的にしているのではないか、と錯覚してしまうような店舗である。

 具体的には、金属の棚、天井はふきさらし、床はコンクリート。金属棚は、電磁波のアンテナとなり、店内に拡散させる。コンクリートのうちはなしは、電磁波を反射するだけで、どこにも吸収するところがない。だから、そんな店内は電磁波だらけで、お客に当たる。居心地も悪い。もちろん、その店の客はまばらで、ライバル店に客がほとんどとられてしまい、いつもがらんとしている。有名な大店である。

 某店での私の体験談

 その店の入り口だが、電波がきつい場所である。緑などを置くなどして、電波を緩和すればよいが、なにも置いていない。それを我慢して通り抜けると、店内で最初に目につくのは、天井の板がなく、ダクトなど器物が丸みえであることだ。ふつう、金属の構造物から、電波はたくさん反射する。そういうものを隠すために何かコーティングするか、天井板を設置しなくてはならないがない。その店は、その改装費用を安上がりにしようとしたのだろうが、それが倉庫のような殺伐さを、もたらすことになっただけではなく、それこそが、店舗内の電波体感度がきつくなる最大の原因である。この天井を見ただけで、私は電波がきつくなる理由がわかった。そして、家電のところにゆくと、最悪な物が置いてある。金属製のラックである。それは商品だが、その周辺は、電磁波の体感度がきつくなるので、敏感な私は勇気なくして近づくことはできない。ちなみに、金属製のラックは、ユニクロの商品陳列棚として用いられているものだが、ユニクロも大きな店舗で活気があるうちは、そのラックからの電磁波は、商品をたくさん置くことで、それが結果的に、裸の金属に対するコーティングになり、電磁波の放出を防ぎ、被害が緩和されるのだが、商品数が少なくなったり、客がすくなくなると、客は、電磁波がきつくて、その店舗にいること自体がだんだんと不快で、長くいれなくなるだろう。客が多いと、個人ひとりあたりに電磁波の当たる量も少なくなる。だから、客が多ければ、多少電磁波が強く残る店舗設計でも、客はそれほど不快と感じないが、客が少なくなると、かなり電磁波を浴びることになる。他にも、床のコンクリートのふきさらしは、最悪で、電磁波が床のカーペットなどに吸収されず、反射するので、直接人体に届く量が増える。そういう店もたまにあるが、最近は、少なくなったようだ。

 この電磁波対策のなさ、倉庫のような店づくりでは、電波犯罪が蔓延する今日では、最悪である。そんな店は、いつも大きな店舗内はがらんとしていて、すいている。変わりに、電磁波がどの店よりも多く飛んでいる。売り上げも伸びて居ないだろう。

 が、活気のある店もある。それは、電磁波対策のとられている店である。快適性を追求して、偶然そういう店舗の色、オブジェになったのだろうが、内装に凝った店は、どこでも、電磁波対策がとられた店づくりに結果的にはなる。

 床は、カーペット。天井は明るい色彩。そして、金属などの露出は最低限におさえ、子供も主婦も老人も快適に感じる店づくりを目指す。特に、床のカーペットは、電磁波波を反射せず、吸収するので大事である。そして、金属が露出しないように配慮しているのは、金属表面からの電磁波(輻射)放出を抑えるので、特に重要である。店舗設計で、金属の露出さえしないようにしておけば、その店は、電波対策が万全だと言ってよいほどであるが。

理想的な店舗設計

商品の陳列棚は、金属製ではなくて、木製である。ブラスチック製よりも木のほうが、電波を吸収する。床はカーペット。電気製品のアースがきちんとなされている。オブジェ、図形も、形体によって、電波を吸収するもの、放出するもの、細かくあるが、基本的に金属製の物は、使用しないことである。店舗周辺には、高圧線がなく、電線もひどくはない。

最悪の店舗設計

陳列棚が金属製のラック。店内は、金属光沢が放つことを競っているかのように、金属製のオブジェが光っている。床はコンクリート。天井も、天井裏がそのまま見える。

 電磁波対策というものは、難しくはなく、そう費用がかかるものでもない。かんたんにできる。が、その効果により店舗内の電磁波が低下して、電波被害からお客を守ることができる。そして、快適な買い物をお客様に楽しんでいただくことができ、大きな効果が期待できる。もし、電波犯罪者によって、店内を不快にさせていることに気づいたら、すぐに、電磁波対策をしなくてはならない。それをしなくてはお客が遠のくだろう。いまや、電磁波対策を万全にするだけで、お客は帰ってくるのである。お客の健康だけではなく、従業員自体の健康も守るこれらの施策は、ぜひとも実行したい。電波による営業妨害から自社を守るには、電磁波対策を万全にすればよいのである。

オフィスにおける電波被害について

オフィスで働く人に直接電波を浴びせる類である。そうやってぼんやりさせたり、苦痛与えて、病気にして、働けなくしたり、仕事の能率を下げる。

 事務などを行うオフィスは、コンピューターが机に置かれ、鉄製の机、金属製の棚。廊下には金属製のロッカーが置かれている。コンピューターの電磁波被害は、よく知られていて、その対策をしているだけで、かなりの電波対策にもなる。金属の露出をなくすように、コーティングするか、覆いをかけるのがよい。が、基本的に、電波は、外部の者が行うもので、窓から入ってくる。小売店と違い、商品の陳列棚がなく、電波をさえぎり、吸収するところがなく、直接人間に当たる。オフィス内では、もちろん窓側の被害が大きくなるが、奥のほうにいても、かなり強い被害を受ける。オフィス内の電波による人的な被害は、小売店の何倍も大きくなる。被害症状も強く出る。ただし、電波は、デスク周辺の一箇所を狙うもので、、そこが一番きつくなり、そこからはなれるとかなり弱くなる。気分転換で移動すれば、すぐに楽になることに気づくだろう。さらに、オフィスは人がたくさんいるから、被害者も多く、その分、被害が分散され、緩和される。だから、仕事場にゆくと、体調が楽になり、自宅に戻ると体調が悪化するということも多い。が、オフィス内の電磁波対策を完全に行い、電波の侵入を遮断するような完全な対策を施すと、かなり被害を緩和することができる。カーテンをぶあつくするのがよいが、昼間は日光を取り入れたいので、カーテンはできない。窓枠をアースすべきである。二重窓にするとかなり電波をさえぎることができる。そしてオフィス内のものにたくさんアースして、電磁波がこもらないようにするのがよい。

 電波は、より目立つところにある場所ほど狙いやすい。高いビルならば、上層階ほど、遠くからでも狙いやすく的になる。低い階ほど攻撃されなくなる。もっとも理想的なのは、地下である。地下三階や四階などになると、地面の土が、電波を遮断する。が、地下のオフィスは気分的にはよくないのは我慢することも覚えなくてはならない。例えば、社長は、ビルの一番高い見晴らしのよい場所にオフィスを構え、窓を背にして大きな机を並べるが、それが一番狙われやすく被害が大きくなる位置である。そして、社長ほど、資本家として電波犯罪者に狙われやすい。電波被害を感じたら、電磁は対策を徹底的にしなくてはならないだろう。一階や2階のオフィスは、周辺ビルが電波をさえぎるので、あまりきつくはならないので、電波被害に苦しんで、事務所を変えたい人は、基本的には、郊外の周辺な住宅のない場所か、都会ならば、低い階のものを選ぶべきである。

以上、電波による営業妨害があっても、電波妨害にあっても、快適に作業が続けられるように、事務所の位置や内装を考えたり、繁盛する店の作りをみてきた。この不況時にも売り上げを伸ばしているスーパーは、快適さを売り物にして、偶然にもそれが電波対策と同じである。電波対策とは、電波妨害による『不快さ』をいかに取り除くかにあり、それは電磁波対策そのものに他ならない。電波対策のキーワードは、『快適さ』なのである。それを元に、対策していかなくてはならない。

02-3-20 (部分編集 03-7-3) 校正 2015/4/19

home
inserted by FC2 system