被害者の精神ケア 


 電波犯罪被害者の精神ケア


 電波犯罪被害者には、犯罪被害者の精神不安と特有の症状がある。それらからどう精神を回復させることができるだろうか。
 被害者は継続して、被害を受けている状況だ。その被害を止めることがまずは大事である。そして、同時並行的に、心理ケアをしてゆく。ストレスを緩和して、精神を安定的に保ち、健全な精神にすることが望ましい。

 一般の犯罪被害者の症状と比較する(03-2-26追加)

 警察庁の犯罪被害者対策室に被害者実態のページがある。そこに被害直後の犯罪被害者の精神状態の統計がある。電波犯罪被害者といっても、一般の犯罪被害者と同じ症状に陥る。いくつあてはまるか調べるべきである。

精神のチェックリスト

(犯罪被害者実態調査研究会「犯罪被害者の実態調査報告書」を参考にした)

 

被害時の精神状態 今の自分にあてはまるものに印をつける
不安だった  
恥ずかしかった  
落ち込んだ  
精神が不安定になった  
誰か側にいてほしかった  
自分が嫌になった
自分を責めた  
運が悪いと思った  
外出したくなくなった  
人に会いたくなかった  
どこかに行ってしまいたいと思った  
悔しかった  
死んでしまいたいと思った  


PTSDにどの程度かかっているか

一般的に犯罪被害者は被害を受けたことで、精神的に強いショックを受けて、心身ともに不調をきたす。そして精神が負担を抱えたままの状態になる。電波犯罪被害を受けた私は、どの程度PTSDに該当する傾向があるだろうか。

PTSD(心的外傷後ストレス傷害)とは

大きな精神的なショックを受けたあと、その後遺症を抱えることである。犯罪被害者のPTSDとしては、事件のことをいつも思い出し頭からはなれなくなり、おびえる毎日になることや、事件に関連づけたことは思い出すことが過剰なほど怖くなること、常に事件がまた発生するのでないかと過度に緊張した状態が続くことが、大きな特徴としてあげられる。

PTSDチェックを受けよう

 セルフチェックは、被害者のこころにもある。これらのチェックリストを作成して、自己の精神状態を理解しよう。そして、その分析に基づいて、一般の回復プログラムを適用すると、かなり回復が見込まれる。

 電波犯罪被害者特有の症状について

 一般の犯罪被害者向けのカウンセリングだけで、電波被害者の心理をすべてとらえることはできない。電波犯罪被害者には、特有の体験があり、特有の精神的症状がみられる。それはどうケアしていけばよいだろうか。彼らが日常に戻るには、何が必要なのか。その前に電波犯罪被害者の精神状態をみてみよう。長期にわたる犯罪被害を受けてきたところが、ふつうの犯罪被害者と違うところである。そのため、人への警戒心が強くなっている。詳細は下の表にに記す。

 被害者の精神状態とは

 

精神状態 内容
犯罪被害者としての不安 なぜ、自分が狙われなければならないのか。犯罪者への憎しみもありますが、社会への不信も芽生えています。長期にわたる被害を受け、いつ大きな苦痛などが与えられ、自分の生活が脅かされるか、将来に希望がもてなくなる。電波犯罪者は近くに住んでいることから、彼らが逮捕されない限り不安は消えない。
周辺住民への不信 電波犯罪は、近くの住民が隠れて電波を放出する。だから、近隣住民への恐怖感もしくは強い憎しみをもつ。地域社会から逃げたくなる。
犯罪者のあまりの多さによる社会への失望 電波を人に浴びせ苦痛を与えることも犯罪とわからない人々が、あまりにも多く、その倫理観のなさに失望している。メディア、政府、警察など社会も黙認している。人に対する信頼の低下。
盗聴の不安 この犯罪は盗聴もされるため、いつも他人から覗かれ、追跡されているという不安感に陥る。
後遺症の不安 まだ電波犯罪被害者の症例もなく、被害は未知数であり、今は大丈夫かもしれないが、後遺症などの不安がある。
マインドコントロールプログラムの影響 電波機器の専門マインドコントロールプログラムによる神経異常の常態化。それをかけられると意志が弱くなったり、人に対する共感がもてなくなる。そうやって、自分の精神が電波によりおかしくさせられる不安。
警察への不安 警察に対する不安。警察はこの犯罪でいくら訴えても捜査する明確な姿勢をみせないので、いらだち、不安が募る。
特殊な被害体験から 電波犯罪では、特に、それを口に出すと、キチガイ呼ばわりされたり、差別されていました。他人には理解されず、そして、人に電波犯罪のことを言うことが怖くなっています。問題を一人抱え込むようになり、閉じこもりがちになりました。


被害者は、これらの被害にあい、それでもがんばって、耐えて生活してきた。彼らをどう苦しみから解放すればよいだろうか。

 @周辺住民への不信をなくすには

 電波犯罪は、自宅から近隣のターゲットに向かって、電波を浴びせ苦痛を与え、盗聴して、他人の日常会話や思考を勝手に聞きとるものである。それら犯罪者に囲まれた被害者は、どういう不安に悩まされ、それをどう解いてゆけばよいだろうか。

 私の経験からすると、電波犯罪は、隠れて行う犯罪なので、近所は、何も知らないふりで、ふつうに接してくる。だから、みかけはそんな悪いことをしているようには見えないが、明らかに、その家から電波が発信されている。実に、表では何事もないようにみせかけて、陰湿な事をする連中である。私は、彼らとは一言も口をきかないし、けっして許しはしないし、彼らの事を警察に訴えている。ふつうなら、目の前に犯罪者がいて、とても怖くて耐えられない。逃げ出したい心境になるだろう。普段、悪意を仮面の下に隠して、穏やかにあいさつなどしてくるとしても、人に電波を平気で浴びせるその神経は、悪鬼のごとくであり、許せない。私の場合は、対人不信に陥った。これは結構深刻である。というのは、人を信頼できなくなるからである。普段は善人そうな顔をしていても、家に帰ったら、隠れて電波を浴びせ、何をするかわかったものじゃない。そんな犯罪者達に囲まれると、人を信頼できなくなる。

 私は、向こうが電波ならこちらは、警察だと、対抗している。この近所への対人不信は、完全に解くことはできない。なにしろ、信頼できない者達が近くにいるからだ。これは正しい状況認識なのだ。それを否定することはない。

 

 もし強引に、すべての人を信頼すべきだと教え込んでも、犯罪者をけっして信頼しないからだ。だから、大事なことは、信頼できない人が大勢いる中でも、人を信頼することを忘れないことを、思い出させなくてはならない。それにわより、人を信頼してもよいことを、理解させなくてはならない。というわけで、信頼できる人をたくさん作り、けっして裏切らないことを理解させる。

 A、人に対する失望から人への信頼を取り戻すには

 電波を人に浴びせることが犯罪ともとわからない。そんな人々に出会うと、人はなんて愚かだと、信用する気がなくなる。それが対人不信につながる。

私は、近所の住民に対してそうなった。が、いまもって犯罪をやめないので、失望はなくならない。このケースは、社会に対する失望である。アメリカなどでは規律が悪く、犯罪が横行する社会にいて、犯罪に巻き込まれた人と同じ心境になる。人々に規律さえあれば、犯罪者にもう少しの善意があれば、と、あきらめの気持ちになる。

 人をどれほど信頼すればよいか。その社会状況に応じて、異なる。犯罪の起こる社会では、人をあまり信頼しない。自分のことは自分で守らなくてはならない。この場合は、これまで治安がよい社会に住んでいたために、自分を守る努力を身につけなかった。が、状況が変わったから、そう自ら守るようにしなくてはならないと教えるべき。もう一つは、人に対して信頼できない社会に住んでいるから、それを無理やり信頼させることはできない。だから、そういう社会において、どこまで人を信頼すべきか。真の友人だけを信頼すべきか。学校の友人はどこまで信頼するものなのか。そういう秩序が不安定な社会での生き方のルールを教え、理解させることで、その不安な状況に対処する心構えをもたせることができる。多少、信頼できない人が増えたからといっても、全員を不信がることはない。犯罪が増えても、信頼できる人はいると、理解させる。

 

 信頼できる人をみつけよう。なかにはいる。

 Bマインドコントロールプログラムの影響から回復するには

 電波犯罪では、神経の反応を遠隔操作することが行われている。おでこに届く電波で、意思を薄弱化させるものや、感情の反応を低下させたりするものが多用されている。その被害にあうと、強い意思をもてなくなり、気が弱くなり、感情を感じなくなる。その影響をどう取り除くことができるか。

 これは、物理的にそういう状態にさらされているので、言葉で説得しても、無理である。だから、化学的な処置をしなくてはならない。そして、意思を強くもてないことや、感情反応が異常な理由を教え、不安をとき、意思を強くもつ訓練を意識してさせることが大切である。

 私の体験からすると、強い意思をもてなくなる。怒りなど感情の反応もかなり低下する場合がある。そういう状態に何年もさらされていると、ふつうの人とは違った感覚をもつようになり、人々の輪にとけこめなくなる。感情の反応が異なるので、同じように笑い、楽しみ、悲しむということがあまりできなくなる。感情反応の乏しいクールな人格となる。ただし、性格が冷たい人とは違う。感情が出にくくなる。

 これは、電波によりそういう状態に貶められているから、電波シールドをかけて、電波を届かないようにして、神経を守るしかない。そして、低下した反応を元に戻すように、たえず、興奮させておかなくてはならない。私は、コーヒーを飲み、カフェインをとって対処している。が、しかし、それでもまだ人々とおなじように反応はできない。

 これは、本人の精神状態とはまったく関係なく、電波により強制的に行われているものである。だから、意思を強くもてないことで本人が悩んでいても、それは犯罪者のせいで、あなたのせいではないと、はっきりと言い、自分を責めないようにさせるべき。電波を止めさせることができれば、治ります。それまでは、神経の反応を高めるものを、与えるべきである。コーヒーが手に入るものでは、ベストと思う。それをおおく飲むように勧める。

 電波を止めることができたら、完全な回復が見込まれるだろう。それまでは、耐えるしかない。

 意思を強くする練習は、おでこに力を入れる訓練をするとよい。それだけでも、だいぶ変わる。

 C警察への不安をなくすには

 犯罪被害者は、警察との関わりで、警察の対応が悪く、それで新たな不安をもつ事が多い。しかし、これは、警察というものはどういうものなのか。それをじっくり教えることで、警察があまり真剣に話をきいてくれなかったという不安をといてゆくしかない。これは、心理ケアの問題ではなく、警察というものにあまりの無知が原因である。警察の役割、限界などを教えて、警察は、届け出のあったものは、違法かどうかを捜査することを、はっきりとさせなくてはならない。

 私の経験では、5年前、電波犯罪がほとんど知られていなかった時期に被害を届けたが、その時期ですら、警察は、私の訴えをいちおう調べ、私が示した容疑宅周辺を観察したようだ。ただし、それをはっきりとは口には出さなかった。『捜査します』というのは、明らかな被害事実のある犯罪で、電波犯罪の場合は、電波なので証拠もはっきりなく、そう断言できないらしい。警察は、人権保護という制約があり、よほど証拠がそろわないかぎり、容疑者という言葉を使えない。なにしろ間違って、うっかり容疑者と呼んでしまい、もし犯人でなかったら、名誉毀損だからだ。警察は、犯人、容疑者などの呼び方は、特に慎重に使い分ける。それをよく覚えてないと、この人が犯人ですと言ったとたんに警察官の顔が緊張する理由もわからなくなる。警察は、安易に返事ができない。もし、そこで、捜査するといったら、警察に責任が生じるのであるし、その人を容疑者とうっかり言ってしまったら、それは人権問題になるかもしれないからだ。こういう警察の諸事情を教えることで、警察は怖いところ、何を考えているかわからないところといった不安を解くことができ、警察と信頼する関係を作ることができる。

 私は、警察をまったくおそれない。なにしろ、警察を怖いと思うのは、犯罪者であり、私は被害者だからだ。大きな顔をして、堂々としていればいい。それから、私は警察に何度も被害を訴えたので、慣れてしまった。向こうが捜査できなくても、警察の内部事情でそうなるのかなと、あまり心配にもならない。いちおう、被害届けを出しておいて、後で責任をとらせればいいやと、考えているのもある。この前は、しつこくつけ狙ってくる危ない連中の被害届けを出しに言った時も、全部被害の事実をしゃべってから、なんとかお願いします。と言ったけど、私がまるで部下にしゃべるようにざっくばらんに、敬語も使わず、被害状況説明と、ここが怪しいとか情報を与えて、話したので、反感を買ってしまった。しかし、その時に、『被害者なので怖くてしかたないのですよ。』と、ごまかしたり、『3年前から被害にあってるのですよ。』と泣き落とし戦術に出たりしてごまかした。警察官は弱い立場の人に同情しやすいので。私は、どうも警察を使う側のような態度でふるまったらしく、それがひっかかったみたいだった。警察を、上手に動かすこつさえ、わかれば、警察は怖くともなんともない。

 E、犯罪被害が拡大する恐れをなくすには

 電波犯罪は、継続中の犯罪である。ふつうの犯罪被害は、過去の被害に対する不安だが、電波犯罪は今も続いている。いつ強い電波を浴びせられるのかびくびくして暮らさなくてはならない。それで、心臓が弱められ、殺されるのではないか、電波犯罪は永遠に続くのではないかと不安はどんどん広がる人が多い。その不安の拡大をどうとどめなくてはならないか。

 言葉で慰めてもどうにもならない。なにしろ、もう犯罪者は電波を止めますよと適当なことを言っても、夜になったり、明日になったら強い電波を出すかもしれないし、犯罪者は気まぐれだからだ。電波犯罪を警察が取り締まらない限り、けっして止まりはしないからだ。

 私のケースでは、私は盗聴されているのを逆利用して、あまり強い電波を出すと警察に訴えて、刑事告訴にするぞ、弱い電波なら見逃してやろうと、脅して、強い電波を浴びせなくしている。そのため、強い電波を出すのは、よほど悪意のある者か、遠くからやってくる無知な者だけである。それで、電波の量を減らして、被害の拡大を防いでいる。しかし、いつまた電波を強く出す者が現れるかという不安はたえず残っている。これは、言葉で慰めてもどうにもならない。

 犯罪の拡大する恐れがないことを、はっきりと説明しなくてはならない。それは、犯罪者の事情を説明するしかない。

 電波犯罪者には、電波犯罪者の都合があって、強く電波を出したり、殺人行為はできないようになっている。強く電波を出せないのは、家の中から電波を出すから、電波を出すと発信者も電波を若干浴びて、電磁波障害になるからだ。犯人もその影響を受けたくないから弱い強くはない電波を出す。もし殺してしまったら、その罪の重さに耐えられなくなり、精神が破綻するので、そこまでひどいことはできないというのが大半である。それに殺人ならば、警察も動くから、それでみつかってしまったら、一生刑務所に入らなくてはならず、そんな危ないリスクを犯したくないからだ。以上、おおまかな理由で、強い電波を出さず、弱い電波しか出さなくて、人を殺すことはできない。よって、被害者もこの事情を知ることで、あまりにひどい電波犯罪はしてこないだろうと、予測することができ、不安に一定の歯止めをかけることができる。被害が拡大するのは、現実にはありえないと、心配をとく。

 F、盗聴の不安から解放されるには

 電波犯罪では、遠くから盗聴もできる。考えていること、声を盗聴することができる。24時間盗聴され、監視されるのは、苦痛である。相手が自分の何もかも知っているような錯覚にとらわれ、おそろしくなるものだ。

 私のケースでは、24時間盗聴されるといっても、犯罪者が寝る時間や外出している時間は、そんなことはできない。機械をつけっぱなしにしていても、誰も聞いてはいない。しかし、彼らは盗聴しているとしても、それを人に言いふらしたり、私に言うことはできない。なにしろ、隠れて盗聴するからそれができ、警察に訴えられないのであり、もし盗聴がばれて、明らかな証拠をもたれたら、警察はストーカーとして、対処する。だから、彼らは盗聴して得た情報は、自分たちの間でしか話すことができない。

 私は、盗聴されることに慣れてしまった。別に、彼らが監視していても、私の生活上には、上の理由でけっして現れることができない。だから、盗聴されているにしても、それによって、生活が侵害されることもなく、盗聴の事実すら、存在していないのと同じ。私は気にしなくなった。

 しかし、ふつうの人は、盗聴される不安は甚大なものではない。何もかも情報を盗まれてしまうからだ。秘密がばらされることをおそれたりしなくてはならないだろう。どうケアしていけばよいか。

 盗聴は、犯罪なので、警察に訴えることをまず勧める。そして、犯人が捕まるまでの間、どういう心構えで、この監視生活をのりきらなくてはならないか、アドバイスしなくてはならない。

 盗聴されても大丈夫と教えることが大切である。あなたには、人に知られて困る秘密はない。秘密がばれても、盗聴によって得た情報は、裁判の証拠にならないから、実害は起こらない。彼らは、それをうっかりしゃべることもできない。それをしたら、証拠となり訴えられるからだ。そして、盗聴されても、そんな事実が存在しないと考えることも大事である。一つの不安ばかり気にすることが悪いので、それを考えないようにさせることも大切。

 中途半端だが、盗聴で監視されても、実害はないので、大丈夫と不安を解く。

以上、長々と電波犯罪被害者は、どういう不安に陥り、そのためにはどういうアドバイスが必要か記しました。

 一番大事なことは、被害者とみなさないことだ。自分を被害者だと思ってしまうと、弱きになりがちだ。が、強く積極的に闘うという姿勢をもつことで、苦境を打開する勇気が得られ、精神は立て直すことができる。一つずつ不安をといてゆき、心配をなくして、現在の状況から生活がこれ以上悪化しないことを理解させたら、そこからは犯罪者と戦うことを、教え、気を強くもたせる。なにしろ、犯人が悪いのだから、犯人をやっつける。それしか、根本的な解決はない。そういう心構えを与えることが犯罪被害者には大切である。

02-7-16(4/29編集) 校正 2015/4/13

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