日本国内の陰謀説について


電波犯罪は陰謀か?

 陰謀について、整理しておきたい。被害者の多くは、思考盗聴のできる電波機器、電波から遠くから苦痛を与える兵器で、多くの人が苦しめられているのに、そんな情報を誰も報道しないのは誰かの陰謀だと考えている。その辺を解き明かして行こう。

陰謀を面白がって読む人は、野球の観客みたいなものだ。陰謀とは何の関わりもない人である。もしくは、チェスの駒のような利用される存在である。が、世の中、そんな社会の動きに関われない人ばかりではない。陰謀を作る側の人間もいるのだ。そういう人は何を勉強するか。それは社会システム論である。それを極めたものだけが、新しい世界を作り上げてゆく。それを不正な形で実現する者達が闇の者達で、陰謀や権謀に長けている。ただしい形で人々の生活を進化させて、幸福をもたらす者達は、表の貢献者である。

電波犯罪は陰謀か?

陰謀には、大きなものから小さなものまでいろんなスケールがある。小学生が一人の男の子に罪をかぶせるために、他の級友が嘘をついて、彼が屋上に上がって、そこから下に水の入った風船を落としたと、先生に告げ口する。彼は信頼された友人に裏切られる。これは友人同士のとても小さな陰謀だ。会社の陰謀では、会社が責任をとらされないように、一人に罪をかぶせる。これはよくある出来事だ。それは会社を守るために、虚偽と嘘で、人を陥れる陰謀である。もっと大きな陰謀もある。国家の主要な政治家は汚職が発覚したら、その地位を守るために、必ず秘書の独断だと秘書に罪をかぶせる類である。これらは単独の保身のために行われる陰謀である。

 組織的陰謀もある。ある企業がライバル企業を蹴落とすために、何かライバル企業の商品の問題点を公表する類である。それは公告としてある意味合法ではあるが。企業、国家、世界、民族的な規模でそれは行われる。

陰謀はこのように、それは不正で行われたものをさし、必ず誰かが利益を受けるものである。犠牲者が出るとは限らない。不正な方法であっても、特定の被害者が出ないものもありうるからだ。

電波犯罪は陰謀とする人々は、こう考えている。

「私の日常は誰かに盗聴され、スパイされている。何かの陰謀がある。」

 「思考盗聴、電波による語りかけなどは、既存の技術ではなく未知のもの。そんなものを使って盗聴するのは、常識では考えられず、スパイなど陰謀が絡んでいる。」

「それら語りかけで、マインドコントロールしようとする。マインドコントロールは悪いことをたくらむ人々の使うもので、何かの陰謀ではないか。」

「思考盗聴や電波による語りかけなど、新技術なら、報道されるのに、されない。その理由は、ある組織がそれを隠蔽しようとしているからだ。」

「そして、その秘密にされる技術のことを私は、知ってしまった。だから、私は秘密組織から狙われている。」

被害者が陰謀に巻き込まれたと考える根拠は、@、自分が盗聴され、何か組織にマークされたこと。A、盗聴器は未知のものだということ。B、マインドコントロールされているから陰謀。C、私はその技術を知ってしまって組織から狙われている。である。

しかし、本当に陰謀だろうか?検証してゆこう。

犯罪組織は? 国籍は? 

陰謀なら、それを実行する組織がある。それについて、被害者サイトを読むと、「男性や女性など数人」、「夫婦」、「暴力的な組織」、「隣人」、「左翼組織」、「共産過 激派」など推測する。が、西洋人や中国人、さらには朝鮮人といった外人によるものという証言は、わずかしかない。さらに英語で語りかけられたなど外国の言語による語りかけが行われたという報告もない。よって、実行部隊は、共通して日本語で話ししかけていることがわかる。これは共通の事実である。よって、そこから、実行部隊は、日本人だと推測することができる。背後に外国の組織が関わっているかは不明だが、全員が日本人である。この点では異論はない。よって、犯罪組織の構成員が日本人であるから、日本国内の組織である可能性が高い。よって犯人は、日本国内に存在する組織である。

組織規模は?

犯罪組織の規模は、どのくらいだろう。多くの被害者サイトでは、その多くは自宅で被害に合う。そして語りかけてくる者は多くて数人である。が、私のケースでは電波の発信源は私を狙うものは30を数える。さらに、盗聴はインターネットで情報が共有されていると推測する人もおり、組織は広範囲にわたるものと考える人もいる。被害者も全国にちらばることから、全国に犯罪組織の影響力が及ぶのか、それとも個々の犯罪組織が、全国に点々と存在するのか、どちらかだろう。が、組織規模は、数人のものから、全国ネットワーク化されているという者もいる。その範囲は広い。私自身は、会員数十万人の巨大左翼組織によるものと、その末端の党員が数人の近所の仲間と犯罪を行い、それが全国規模で行われていると考えている。さらに他のグループもそれぞれ単独で、未知の電波機器をもち、盗聴などを行っていると考えている。犯罪組織は、よって数百万人に達すると考える。

組織の目的は?

陰謀には必ず目的があり、誰かがそれで利益をあげなくてはならない。多くの被害者にはその視点が欠ける。ただの嫌がらせや脅迫ばかり。見知らぬ誰かから語りかけられたり、盗聴され、嫌がらせ、マインドコントロールを受ける。被害者はそう訴えるが、それにより誰かが鬱屈した心情のストレスを発散させることはできても、利益を上げることはない。スパイというが、何も職にもついていない個人をスパイして何も得ることはない。さらにマインドコントロールしても、せいぜい政治的利益は一票にしかならず、誰かが経済的な利益を得ることもなく、そんな人に数年間も連日連夜盗聴して、監視するのは、政治的、社会的に無駄な活動であり、陰謀ではない。よって、単なる嫌がらせの場合は、陰謀であったにしても、小学生が一人の女性をいじめるが先生には隠す。被害者はつらいが、ただそれを大人がするとしても、たわいないものである。そういうものを陰謀と呼ぶにはふさわしくないだろう。多くの被害者を見る限り、単なるストーカーをして犯罪者が楽しんでいるだけであり、組織的な陰謀ではない。

組織的な陰謀ならば、もっと大きな目的がなくてはならない。ホームページを開いている人々は通常の被害者と異なり、そんな犯罪を世間に告発している。よって、新種の盗聴器の存在を知られたくない勢力が隠そうとして、活動を妨害する。もし、そんなケースがあるならば、陰謀である。しかし、被害者の多くは、サイトで訴える前から被害を受けていて、告発しようとしたために活動の妨害を受けたものではないようだ。その組織的な隠蔽とは考えられない。ホームページを作るようになってから、妨害がひどくなったならば、そのケースがあてはまるが。

マスコミの関わり

マスコミが陰謀に加担していると考えている人がいるが、マスコミは真実を告発することが彼らの関心である。もし秘密兵器など発見したらすぐに報道するだろう。それが今までないというのは、マスコミは加担していないとみなすべきである。もし、いるとしても一部マスコミであり、全体ではないだろう。と考えるのは早計である。世の中、報道協定など暗黙の報道禁止事項があり、電波犯罪もそれに該当している可能性がなきにしもあらずである。が、マスコミが名もなき個人を監視することはない。それははっきりと言える。マスコミはその名の通り、マスという大衆を相手にした職業であり、多くのテレビ番組では、毎日数百通もメールや感想が届き、その中には熱狂的なファンが毎日せっせと送ってくるものもいる。そんな中で、マスコミの制作スタッフに注目されるのは、多くいるとしても、そんなせっかく番組にメールしてくれる人の日常を調べてつけまわすほどの予算もないし、そんなことをする時間もないものだ。マスコミが特定個人に組織的にいやがらせすることはないだろうし、あってはならないことである。

まとめ

私は、犯人が左翼組織だから、共産主義イデオロギーの目的を達成ために、この盗聴器や語りかけによる生活妨害が行われたと、犯罪組織のこの地下犯罪の目的を考える。ただ、マインドコントロールで失敗して、洗脳は行われなくなり、ストーカーや生活干渉など嫌がらせに終始するようになったと考えている。

犯罪組織は、外国人はいなく、日本語で語りかける日本人によるものであり、被害者の範囲が日本全国にちらばっていることから、巨大な犯罪組織と考えることができる。しかし、個々の末端においては単なる嫌がらせの生活妨害しかなされてなく、その多くがストーカーである。一部イデオロギー目的のものもある。それは、巨大な組織的陰謀とみなすことができるだろう。

 03-6-2 校正 2015/4/19

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