被害者の中では、電波による苦痛で1日中寝込み、何もできない人もいる。彼らを日常の生活ができるようにするようにしなくてはならない。電波犯罪では、被害がなくなるには犯罪者が電波を止めることが一番である。が、なかなか実現しない。よって、電波を浴びせられても、被害を小さくするように自衛しなくてはならない。防御は、被害をゼロにすることが目標である。それら完全によくできた防御機器があるとよい。
この犯罪の電波はまっすぐに飛ぶから、逃げ回ることでも、被害を小さくすることができる。しかし、電波が来たら、すぐに場所を移動する生活は困難である。よって、自宅にいながらにして、被害を緩和できる防御器具を必要とする。さらに副作用の大きなものもあり、防御機器を使っているために、別な症状が起こる人もいる。そういう副作用の全くないものが必要である。
現在、この犯罪の盗聴では、人体に直接特殊な電波を当てて、思考や会話など情報を盗むものであり、防ぐのは難しい。
防御の目的
@、被害者の苦痛を最小限にすること。
A、被害者にふつうの生活をおくれるようにしてもらうこと。
B、盗聴の防止
コンピューターの近くでは被害が小さくなるのは、EMCが施された製品により、犯罪電波の成分が除去されるからである。電波犯罪の防御では、人体に共振する周波数を取り除く。EMCでも電気回路上に発生する不特定の電磁ノイズを除去するものであり、共通点がある。よって、防御では、EMC対策の方法を利用することができる。ここでは、防御とは人体に共振する周波数を除去することで、ノイズフィルターにより行われる。
ノイズ対策の手順(電磁ノイズ対策技術と製品より引用)
高いノイズレベルの発生が起きている
↓
問題のノイズは放射か伝導か。両方か
↓
ノイズスペクトラムを観測する スペクトルアナライザ使用
↓
ノイズタイプを見極める 周波数範囲は?
スペクトラム? (広域帯・狭域帯?インパルス?)
時間変動? (定常波?ランダム?)
↓
ノイズ原因を推定する 部品素子から発生?
伝播経路に起因?
その他?
↓
コモン?ノーマルモード?
↓
対策手法・技術を選ぶ
被害対策の手順
被害の発生が起きている
↓
問題のノイズは放射か伝導か。両方か
↓
周波数スペクトラムを観測する スペクトルアナライザ使用
↓
周波数タイプを見極める 周波数範囲は?
強度は?
スペクトラム? (広域帯・狭域帯?インパルス?)
時間変動? (定常波?ランダム?)
↓
発信源を探知する 電波探知器を使用 犯人はどこ?
どんな無線機を使用?
誰か?
↓
対策手法・技術を選ぶ
犯罪電波は空気中を飛んでくる放射のものが警戒されがちだが、実際は、床など人体の接する場所から伝導する割合が多い。それら伝導性の電波対策をすることで、被害の大半を防止できる。そして、防御電波犯罪に影響を受けない住居環境をつくれる。EMCの視点を電波犯罪に導入することで、総合的な対策(トータルソリューション)を実現することができる。
被害防止は、犯罪電波の周波数を除去する方法(ノイズフィルターの設置)で実現する。ノイズフィルターは犯罪電波の周波数に対応するものとなる。ノイズ除去以外の防御法は、ここでは述べないが、ノイズフィルターの代わりに、それら専門の防御機器を設置することもできる。
被害者の生活は、家の中、仕事場、外出時である。それら生活圏で被害が起きないようにしなくてはならない。もっとも長い時間いるのは自宅である。寝床、食卓、居間で被害がないことが大切。自宅の防御がもっとも必要。次は職場(子供は学校)である。それらの場所で、苦痛なく過ごせることが大事である。そして、家の外に一歩出れば、電波にさらされ、通勤通学時において苦痛を我慢するのはいけない。それら外部空間での防御が必要である。
@、自宅
A、勤務場所
B、外で
朝目覚め、食事をして、通勤する。そして帰宅して、食卓で食事して、居間でくつろぎ、書斎で仕事をして、夜にはベッドルームで寝る。人間は自宅にいることが1番多い。被害の多いのも寝床、書斎、居間が多い。それらの場所で、被害にあわないようにするには、どうすればよいか。
電波を外から住居内に侵入しないようにすることがもっとも大事である。電波を通しにくい壁や2重窓にすること。
住居内の電磁波は被害を増幅する。よって、電気製品からの漏れ電磁波を下げる必要がある。電気製品に対しては布をかけたり、待機電源にはしないでこまめに元から電源を断つことが大事だ。さらに、電磁波を放出しやすい金属のオブジェや本棚は捨てて、木製のものを用いる。金属製品にアースをすると、電磁波エネルギーが空間に放出されずに、外に出て行くので、部屋内の電磁波を下げることができる。
A,電気製品からの漏れ電磁波対策を行う
B,金属の露出したものは使用しない。
C,金属製品にはアースをする
現在は犯罪電波の周波数を特定できていないが、それら周波数を除去できるノイズフィルターが市販されたらそれを、電源につけるとよいだろう。
電波犯罪に理解があれば、机の位置などに配慮してもらうことができる。さらに漏れ電磁波対策など家庭でできる防御法を行ってもらうこともできる。が、それができない場合は個人で防衛するしかない。そこで極端な防御法は使わないで、目立たずにできる防御があればよい。携帯用の防御器具を持ち歩くなり、設置式のものがあればそれを自分の机にはつけよう。
1箇所にじっとしていることないから、携帯用の防御機器を持ち歩く。よいものをみつけて持ち歩くとよい。その電磁波対策製品は、被害者にとって有効だけではなく、一般の人々も電磁波からのノイズから解放され、多くの人々が愛用するだろう。
犯罪電波の侵入経路を見極めて、それぞれの経路において、ノイズフィルターを設置する。犯罪電波は電波によって空気中を飛んでくるが、家の中では、床から足に伝導してくる比率が多い。
犯罪電波の侵入経路と設置箇所
外 →住居 → 窓、壁 → 部屋 (電気配線で増幅)、 床、空気→ 人体
○ ○ ○ ○ ○ ○
電波はまず外から侵入するが、窓や壁を通過する。壁よりも窓とからの侵入量が多い。窓にノイズフィルターを設置することで、被害防止をはかる。人体には空気、足が接する床から電波が伝導する。足が接する床からの電波の侵入が大きいので、そこにノイズフィルターを切知することが大事である。
A,住居概観
家屋自体にノイズフィルターを設置すると、電波被害のあいにくい住宅を実現することができる。
B,窓、壁、床天井
電波は窓を通して一番多く侵入してくるが、壁からも多く入ってくる。窓や壁にノイズフィルターを設置して、それら被害を減らす。マンションに住むならば、床天井からも電波の侵入を気をつけなければならない。
C,床
人体は足が床にふれて、そこから伝導してくるものが大きな被害をおよぼす。よって床にノイズフィルターを設置することが、もっとも肝要である。
D,部屋内の空気
部屋内の空気中の電磁ノイズを除去することも可能である。
部屋の中に入ってきた電波は、空気や足の接する床から電磁波が侵入する。人体の接地面の足、イスに座っている時は、イスに接する部分から侵入する電磁波が多い。その部分にノイズフィルターを設置して、犯罪周波数を遮断する。
A,足と床が接地する場所での対策
靴もしくは、靴下にノイズフィルターをつける。すると、足裏からの電波侵入を阻止できる。
B,イスやベッドなど座るか寝る場所での対策
イスやベッドにノイズ除去フィルターをつける。
家庭内の電磁波が犯罪電波の周波数を取り込み、被害を増幅するから、家庭内の電気配線や電気器具に対して、防御(専門のノイズフィルタ)を設置することが大事である。それらにより、家庭内に発生するノイズ(犯罪電波の周波数)をかなり除去することができる。
ノイズフィルター(防御機器)の設置箇所
配電盤→電気ケーブル→電気製品
○ ○ ○
電波のそれぞれの侵入経路で、ノイズ除去フィルターを設置することで、被害のあわない快適な住居を実現できる。
電波被害者は、電波がなくなるまでは、それら電波が当たっても、快適に過ごせるようにしなくてはならない。そのためには実用的な防御機器が不可欠である。
参考 防御機器
電磁ノイズ対策技術と製品
電磁波シールド吸収材料の市場(9−20)
03-8-8 9-23 10-8 校正 2015/4/11