被害者の一部は、それら盗聴された内容が秘密のインターネットサイトに掲載されて、そのサイトを知る者は誰でも見られるようにされて、プライバシーが暴露された。盗聴された情報を犯罪組織内に共有するために、インターネットを活用するケースがみられた。さらに、盗聴が、ラジオとなって流れることも行われた。これら個人のプライバシーが、社会のネットワークに流れることは脅威である。どう対応していけばよいだろうか。
無線機(盗聴器)にインターネット接続用のコネクタをつけて、そのままインターネットに盗聴した声や会話さらにはターゲットの周波数情報などを流すことができる。それらのネットワークを盗聴ネットワークと呼ぶ。その中で、盗聴ラジオとはそうやって無線機から得たものを直接インターネットにつなげて、インターネットにおいて中継するものと、さらに違法ラジオ局で放送するものとがある。盗聴サイトは一部有名な被害者に対して行われているもので、盗聴して得たことをサイトに掲載するものである。それらは共産組織内部だけではなく、一部マスコミや一般の電波犯罪者など外部にも公開されている。そうやって、個人のプライバシー情報を利用して、事実とみせかけた誹謗中傷によるイメージの悪化を狙い、さらにはアジテーションなどを行い、世論をコントロールしようとする。
古い形式は専門の違法無線によるネットワークや犯罪組織のネットワークを通じて、人手を介して、盗聴情報を組織網に流すことが行われていた。が、近年は手間と費用の面でインターネットでそれが行われている。
盗聴ネットワークモデル
概念図@ 最近の盗聴ネットワーク
各犯罪組織の会員宅 | インターネット | 秘密ネットの参加者 |
無線機→ネット 無線機→ネット 無線機→ネット |
インターネット網 ↓ 秘密ネットワーク (盗聴サイト ) (扇動サイト等) ↓ 盗聴ラジオ局で放送 |
⇒ ネットで読む ⇒ ネットで読む ⇒ ネットで読む ⇒盗聴ラジオを受信 |
概念図A 古いもの
犯罪組織内にのみ情報は流れ外に漏れることはなかった。
犯罪組織会員の自宅 | 犯罪組織の集会(党員) |
無線機(盗聴器)→ テープ ターゲットの写真を撮影 |
→ 犯罪組織 で 共有 → 多数の写真を犯罪拠点の掲示板に |
・盗聴サイト(盗聴がインターネットのサイトに掲載されるもの)
・盗聴ラジオ(盗聴が不法ラジオで聞けるもの)
犯罪組織は盗聴で得た情報などを、犯罪組織に不利益をもたらす人の活動を妨害する目的で、2001年の4月頃から、一部マスコミ向けに流し始めた。マスコミは情報提供者を秘匿するから、それは告発されず安全だという理由からである。はじめは匿名メールによるものが中心だったが、その年の10月ころにはインターネットの匿名サイトに変わる。そのたれこみサイトは私生活を暴露するものだが、その対象はマスコミの関心のある人物に限定された。一般の被害者のために、わざわざその日常生活のすべてを監視したものをインターネットで発表することはない。しだいに電波犯罪の告発など活動の妨害ではなく、マスコミを情報操作することに目的が変わった。マスコミの関心のある人物に対して、犯罪組織がその私生活の情報を送った。対象はマスコミが関心のある有名人だった。そしてやがて、盗聴がそのままラジオで聞けるようなものもできる。
盗聴サイト(アカファイル)の形態
・秘密サイト
・全国的規模のネットワーク(全国的な被害者の情報が網羅)
・犯罪組織の宣伝ページ
・多種類のネットワーク(一般用、組織内専用、一部マスコミ向け等)
・犯罪組織別のネットワーク(左翼党、過激派などのもの)
一般の被害者の秘密サイトに記されているだろうこと。
1、住所電話番号・家族構成など基礎的な情報
2、生活記録(恋愛、性生活、1日の行動、写真)
3、特定の問題に対する本人の考え(犯罪者ならばその事件に関する思いなど)
4、イメージダウンを狙った誹謗中傷、アジテーション
盗聴サイトの対象となる人物
1、話題の渦中の人物(短期間) 例、事件の犯人、被害者、外国の大物政治家等である。
2、常に世間の注目する人物(長期間) 例、大物政治家、長く世間の関心を集める人物
ネットの秘密サイトの目的は本人を怪しげな人物にみせかけることである。もう一つは情報提供者として地位を確立するために、通常ならば知り得ない私生活を伝えることである。プライバシーで得た情報に基づき、正体を暴くという類である。そして、マスコミ内において情報提供者という地位を築き、世論を裏から操作しようという目的がある。もちろん犯罪組織に不利な内容はけっして掲載されない。
一般の人の生活を監視して、それをサイトに発表しても意味がないから、正確な監視は行われていないものである。ふつうの被害者は心配しなくていい。
私も電波犯罪をニュース23に告発してから犯罪者にマークされ、秘密サイトで私の日常の記録が公開されているらしい。さらに、私の声は秘密のラジオでも聞けるようだ。が、全部まだ秘密サイトを読んだことがないから、推測の段階である。実際にどんなことが書かれてあるのか興味深い。が、マスコミなどはそれらを告発しないが、個人のプライバシーを侵害するものであることは明らかだ。すぐにみつけしだいやめさせなくてはならない。マスコミがこんな個人のプライバシーの侵害を「情報源の秘匿」を理由に見過ごしているのは、私には信じられないものがあるが。
同じ目的で、マスコミの関心がある個人を24時間体制で盗聴するものを、そのままラジオに流すもの。既存の周波数帯ではなく、特別なラジオがあれば日本全国どこでもそれが聞ける。
対策
@、盗聴サイトの摘発・閉鎖
A、盗聴ラジオの摘発・閉鎖
個人情報を本人の許可もなく、勝手にインターネット上に掲載するのは、プライバシーの侵害で犯罪である。よって、それを発見して、閉鎖しなくてはならない。
同じく、盗聴ラジオを発見して、警察に訴えて、摘発してもらうこと。放送局をつきとめて、それを閉鎖させなくてはならない。
盗聴などプライバシーの情報は犯罪者個人が単独でもつだけではなく、直接インターネットに流れて、日本規模の秘密ネットワークにつながる。それはマスコミや一般もアドレスさえ知れば、読めるようになっている。一部は不法ラジオで放送される。それらで世論をコントロールしようとする。そんな巨大な盗聴ネットワークはつぶさなくてはならない。
03-8-25 8-26 校正 2015/4/13